『マリー・アントワネット』11/29夜@帝国劇場 B席センター
マルグリット:新妻聖子
前日28日に舞台に近い近いB列から観劇、そして感動しちゃったのと、もう一度新妻さんのも観たいなぁとおもったの。2階B席(最前=I列)センター、から見て来ました。
照明効果や目線をあまり動かさずに全体が見えるB席は好きなのですが、マルグリットが転がって歌う、あのせり出しがちょうど見切れるのがウィークポイント・・・ 想像で補いました。
1今月の始まったあたりでは、全体の歌の流れが把握できなくて細切れのような印象すらあったんです。
私の耳がようやく慣れたのか、キャストの皆さんと音楽がぴったりしてきたのか?(たぶん両方ですね)
今日は仕事中に頭の中では「ちぃがぁうぅ のぉ~っ!」とマルグリットの叫びが響いてました~ 音楽も相当、策士だのぉと恐れ入る次第。
■新妻マルグリット
久々に新妻さんでした。セリフでは本当に玲奈ちゃんと聞き分けにくいくらい似てる感じがするけど、歌い始めると声質が全然違います。
初日付近で聴いた、ともすれば金属的に聴こえるほどの高い声は、さすがに落ち着いてきてます。でも、やはりキーンと硬いイメージですね。
そして怒りが先にあるマルグリット。ただただお怒りだった初日に比べると、もっといろんな感情がぐるぐると渦巻いているみたいでした。
マダム・ラパンの処刑で怒りに燃えるマルちゃんですが、正義のためじゃなくお金でデモ隊が動くことに違うと分かっていても、それでも堪えてデモ隊を引き連れていく背中に思いを馳せていました。オトナ!
えーと、アンサンブルとマルグリットが歌うとこ、いまだに何を言っているのか分かりません! どなたか教えてくだされ。
さっきも書いた「違うのぉ~っ」くらいは分かる、「女なら撃たれない♪」のあたりもも大体分かります。でもマリーの裁判のとこと、断頭台のところが全然・・・ 新妻さんでも玲奈ちゃんでも分かりません。アンサンブルさんたちの言葉も良く分からないし。
きっと大事なことを歌ってるんだろうに、伝わってませんよーっ
レミゼのバルジャンvs.ジャベール@ファンテーヌの病室 の掛け合いなんか分かりやすいけど。こっちはダメです。歌い方を変えるかどうにかしてほしい。
■「客と喋っちゃいけないって、演出家に言われたんだけどさ、無理だよね」山路ボーマルシェ
「七つの首飾り事件」の中休み、山路さんが下手のせり出し階段でお寛ぎに。「ひとりごとならいい」とも言われたそうですヨ。ふーん、コンダクターとはOKらしい。
だんだんこのコーナーが伸びてるんですが、「演出家」っていうからには山路さんとして言ってるんですよね・・・ できればボーマルシェとしておしゃべりして欲しいなー。狂言回しの役なんだし。
■変更点
井上くんのセリフが一番顕著でした。
どうにも取ってつけたようで気持ちが悪かったセリフが落とされてました。良かったです。いきなりあれを言うって、馬鹿まるだしでしたもの。人の良いフェルセン、世の中の現実にちょっぴり傷ついたって感じかしら。
■2階席からは、せり出し部分はあまり意味がない
かえって舞台中央に居てくれたほうが、良く見えます。見にくいってかなりストレス。『MA』はせり出しをかなり使うので、ツライものがありました。難しいものですよね。
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