2006/04/20

『プロデューザーズ』

『The Producers』 2005 アメリカ 134分



スーザン・ストローマン/監督 メル・ブルックス/制作・脚本・作詞作曲



マックス(プロデューサー)/ネイサン・レイン レオ(会計士)/マシュー・フロデリック
ウーラ(セクシー・ダイナマイト)/ユマ・サーマン 
リープキン(ナチスオタク)/ウィル・フェレル
ロジャー(ゲイの振付師)/ゲイリー・ビーチ カルメン・ギア(振付師助手)/ロジャー・バート



☆☆☆☆★
↑映画、としたらどうだろうかと思うけど、楽しかったので4.5点。0.5点は生で観たいのと、俳優たちの背中も見たかったってことで。



曲ごとに拍手したい、したいよう~っと手がぶるぶる。
でもさすがに、ラストのGoodbye! のあとは、拍手が劇場内で起こりました。私も小さく拍手。



それにしても、まるで舞台を観ているようです。だから映画的ではないというか。かなりカメラ目線で歌い踊ってくれるので、それが慣れずにやや困りました。



でもでも、とっても好きです。また観にいきたいくらい。



細かいジョークが画にも言葉にもあって、楽しかった。笑いました。それに、とにかくキラキラしてて、バカで派手で、友情に篤くて。アメリカらしいお話です。



マックス役のネンサン・レインの歌いっぷりには降参!
fat! fat! fat! なのに小回り君。ダンスでは足もがーっと上がってます。す、すごい。



今までを思い出そう、と一人でそれまでに起こったことを超特急の歌&振り付きで回想する場面、すごかった。
マックス役は芸達者じゃないと厳しいです。一人で舞台を支えなきゃけないんだもん。



資金集めに身を挺して・・・ 85歳以上のおばあさんたちも元気でいい! 悪い子ごっこってっ そんな遊びがあるの? むふー。



最初は汚らしいおじさんだったのに、ラストシーンではすっかり小奇麗に。悪人には見えず、一生懸命なのね。



会計士からプロデューサーへ転身の、レオ。あの帽子を被る場面は良かったよ。男になったな!てな感じだ。



レオは、臆病者でヒステリー起こすわ、「ライナスの毛布(同じ水色だ~)」を握りしめてるわで、ヨワヨワで自信なし。それにマシュー・フロデリックは適役でした。



ヒステリーを起こしてきいきい騒ぎ始めるとこ、可笑しかったー。舞台でも毎日あれやったんですよね? 楽しいんだろうな~



歌もいい声ってわけではないけど、丁寧です。



そしてナイス・バディなスウェーデン娘・ウーラのユマ・サーマン
素晴らしい足を存分に披露、セクシーっていうより整ってるなぁという露出で、それで下品にならないんですよね。腰で歩くにはどうしたらいいのか、教えてほしいです。是非。



最悪の脚本と、最悪の演出家



この二組がなきゃ!



脚本は『春の日のヒトラー』 



あぁぁ、このドイツ語訛りの歌とダンス面白いっす。やっぱ、男子たるもの脚線美を強調せねばならんのでしょうか?



あと、鳩がね。ウンウンと頷いてていい鳩だった・・・ 手紙も郵便配達員御用達袋を利用しているしね。



Break a leg !



演出家のロジャー&カルメン・ギア



去年日本で上演した「プロデューサーズ」 観れなかったけど、記事なんかの印象が強かったのもこの二人。あ、藤木孝&岡幸二郎です。画面に二人の顔が重なって大変でした。



これはそのまんまだったんじゃ・・・ 再演しないかなぁ



ロジャーのお宅のインテリアが、まさに仮屋崎省吾の家そっくり! ゲイの万国共通項なの? わかりやすーいゲイ・テイストなお屋敷セット。
生花大好きとか白×金のゴージャス家具とか。もちろんクッションはピンクでまとめてありマス。



それと、ロジャーの座る椅子の模様が、ピンクではあるけど唐草模様に見えて仕方なかったんですよ。気になったのよう。



カルメン・ギアの「Ye~s・・・・・・・・・・・・・・・・」 ブレス対決?



チーム・ロジャーの面々もいかにもな人たちで楽しませてもらいました。明るくキラキラ、スパンコール! それでこそショウよね!



話もうまくまとまってて、視点がズレないので集中しやすい。



ウーラとレオがくっつくのも、あっという間にハッピー。パパパッと展開していくので、飽きなかったです。



ミュージカルがどうしても苦手な方には、つまらない映画かもしれないけど。一緒に歌いたくなりますね、私は。



エンドロールの最後にもGoodbye!の歌がありますので、見逃さないように。
作詞作曲をしたメル・ブルックスにも会えます。



0 件のコメント:

コメントを投稿