2006/01/06

『人間になりたがった猫』

1/5 18:30@文京シビックホール 大ホール S席

ステファヌス:松下武史 ライオネル:山崎義也 タドベリ:渋谷智也



ジリアン:花田えりか トリバー:佐藤夏木 スワガード:川原洋一郎

文京区はお金持ち~。素敵なホールでした。座席には後側へ傾斜がついていて、楽ですね。



「劇団四季のファミリーミュージカル 人間になりたがった猫」というものを観てみました。猫好きなので、どんなものかなと。会場には子供がたくさん、というか子供向きにオトナが混じって観にきてるんですよね。



そういえば、劇団四季の専用ホールはこじんまりとしているので、こんなに大きなところで見るのは初めてです。もっと小さいところで上演したほうが合う構成なのかもなぁ



子供たちは歌ってる場面では集中するけど、セリフだけの場面、ラブな場面、などではややダレている様子。でも思ったよりは静かに聞いてました。



魔法使いに飼われている猫のライオネル(人間の言葉を話せる)、「人間になりたい~」とお願い。人間嫌いの魔法使いから、罰として2日間だけ人間になることに・・・



ストーリーは公式HPを見ていただくとして、さすがに話は子供向け。人間っていいな!でした。私はさぁ 猫にもどったほうが良かったと思うよ?



山崎ライオネルは小柄でまぁ可愛いです。声もさわやか。冒頭のフサフサ毛の猫の姿、ヒゲがぴょんっと長くて毛並みもきれい~



強気で勇気もある、ジリアン役の花田えりかさん。マコ役で以前拝見したんですけど、今日もやはり面白いイントネーションでセリフを言います。何だろうか、訛りなのかな? 発語をきちんとしようとするあまり、強弱がヘンテコになるのかしら。居心地がどうにも悪くて、最後までむずむず~
NHKの歌のお姉さんだって、ここまでじゃないような。



悪役スワガードは川原さん。隊員とともに 「あぁん ジリア~ン!
側転するし、踊るし、楽しい! 曲も振り付けも衣装もスワガード隊のが1番好き。マント好きってだけでなく、ロングブーツ好きってことも確認できました。



ライオネルの喉をなでて子猫ちゃーんっていうのも可愛いし。



あと、火事場面で、(たぶん)落下していたはずの屋根が、川原さんの頭に乗っかってたんじゃないかな。自分で叩き落としたように見えたのだけど。



さぁみんなも一緒に歌ってね!」 とライオネルが言うと、スクリーンに歌詞も映し出されるサービスまであるんですよ。隣席のお母さんは元気に歌ってました。一人観劇な私は歌いたかった(歌いたいよ~)けど恥ずかしくてモゴモゴ・・・



ステファヌス博士は最後の挨拶のとこで、舞台袖に去るときに前にいた佐藤トリバーにぶつかってしまい、エヘって顔して退場。いろんな場面でライオネルに忠告してくれるので、探すのも楽しみですね。いい人だよ。



さてヒドイ目にあわせたスワガードの命をすくうことで、悪人のみならず周囲の人間の心までも変化させるライオネル。姿は人間になっても、心は猫のままだったはずなのに、2日間でとても「人間らしく」なっていたのでした。嬉しかったり、悔しかったりしながら。



すっかり私はオトナ。予定調和すぎる展開と、かなりゆっくり目のセリフの前に、心躍る瞬間は少なかったです。もちろん楽しんだけどさ、次はチビッコのために席は譲ります。



何でライオネルを「人間のままで」とお願いするのかが納得できないんだもん。ココで共感できないって致命的。人間の言葉がしゃべれるなら、それでいいんじゃない? あの毛並は大事にして~ 



それに猫の心だったら、人間になりたいって思わない・・・かも。高貴な猫がそんなこと思うのかな(猫を讃美しすぎか。いいの、猫・最高!大好き!)



テンポがゆっくりなので、ずいぶん邪念が沸き起こってしまいました。そうは言いつつ、かなり楽しんだので、満足してます。



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