2006/01/24

『ベガーズ・オペラ』1/23

1/23 18:00@日生劇場 S席(F列上手側)



この日のマチネ・ソワレともに収録用機材が入ってました。見えた限りでカメラは12台。A・B列のど真ん中(4席分使用)にもカメラが設置のようです。あれで下からあおる画を撮るんだろうなぁ その他は観劇には差し支えないようにカメラを置いてました。



固かった初日から、何度か観てますが。今回はその集大成のような出来でとっても素晴らしかったっ



もう上演も終盤に来ているので、役者さんたちの動きや演技がどんどん練り上げられてるし、観客との呼吸も楽しくなっている。そこへ収録の緊張感が加わったら? むふー、良かったです。



これ、秋生さんの指摘なんですが、今日のウッチーは目の周りのメイクが念入りかも。彫りが深く見えます。モリクミさんのメイクが一段と念入りだな、ってのはすぐ気が付いたんですけれど。さすがウッチーへの愛が深い・・・



2幕のマクヒースの



俺様アピールタイム!(お色気バージョン)



ボックスから出て、SS席の前を通過しながら「女が好きだ!」というわけですよ。今日はじっくり眺めながら言ってました。でへーっと見つめながら。



すき・すき・すき・すき・・・・ ホントだヨ」と。
あと2列分進んでくれたら目の前だったのに。おっと欲深か~。



さらに、剣を振り回したりしつつも、お色気ビームをしっかり飛ばしてます(撮影用かしら。いつもよりさらに念入りなビームを撒き散らしてくれた) 



「リップちょっとなめて(ここ、「食べて?」どっちなんだろう)しまいたい・・・♪」のとこでは、XBの方の席に座り、その観客をお膝に乗せました。



うぐぐぐ。観てるだけの私まで目眩が! あぁミセス・ピーチャムじゃないけど息が荒く・・・



でもって、今日の薔薇の花はXA端っこの方へ。I love you☆



公演の前半くらいまでは、台本どおり、振り付けどおりの動きで、色男を演じている感じだったのに。終盤のこの日の内野マクヒースは、すっかり演技らしさが取れて、俺を見てくれ☆ とビームをぶっ飛ばしてました。マクヒースがしっくりウッチーにくっついたみたい。



私のお隣のおばあ様も(失礼・・・なかなかのご高齢の方だったの)、うっとりしてましたわよ。会場中のほとんどの女性の心の中では、悲鳴があがっていたはずだ。男性もけっこういらしたけど、どんな感じなのかな。色っぽい女性を見てるのは、私は好きですが。



娼婦のおねえさんたちの場面



今日の席はミセス・コークサー(男性の水野エドワードが演じます)が目の前です。素敵な胸をじっくり拝見(ハリボテお手製・荒い縫い目)。マイクに入らない声で、SS席とかS最前の観客に、けっこう話してます。「あれはウソよう」「やぁねぇ」とか何とか。



ちくびを摘まれて「あんっ!」っていう時の動きがけっこう好き・・・。かわいい。



マクヒースは女好きというよりも、うーん。女が好きな俺が好き、って感じね。すみずみまで自己肯定な人です。これはポリーの名セリフ
男も女も遊び人は自分だけを愛していて、その愛は他の愛では消せないの」ですね。ツボついてる・・・



で、マクヒースがジェニーらにハメられて、宿からピーチャムに連行される時の表情といったら、それはそれは気迫ある演技で、息が止まりそうでした。



あ、「アッハッハッハッハ!」って笑う声も顔もいいですよね。私の席だと、ジェニーのスカートに邪魔されて・・・ 声しか聞けなくて残念無念。



でれでれ、俺様サイコー!自信満々のマクヒース。監獄に連れて行かれたときも、ルーシーに逃がしてもらって、まだまだ余裕な俺様。
ふふ、よしよし女と遊ぼうかなぁ・・・で、ついに捕まり、脱獄の罪で死刑!



ここで初めて、自分が死刑になることに直面します。ここからウッチーの熱演がさらにヒートアーップ!



ぉぉぉぉぉおおおおおーーーーーっ!
(ウッチーのロングトーンだと思ってください、はい、想像)



キャプテン・マクヒースじゃなくて、ただの貴族じゃない・追いはぎで、貧乏な男が、そこに。ルーシーじゃないけど、「見てられない!」 



でもでも、すっごく人間くさい。泥くさい。素敵! やっと生身のマクヒースに会えたのに、ロープが首にかかってしまうのね。何てことなの!



どんどん悲惨なラストに向かって、追い込まれて行きます。ひっくり返されることが分かってても、いまこの時は、とっても胸がふさがって胃がきゅーっとするくらいにツライ。泣きそう。



あ、これって「ご婦人たちが あぁっんっていう牢獄の場面も」なんだっけ? もう、作者の思うがままです。



そうそう、お芝居はハッピーエンドでなくては☆ ね。



急展開の「恩赦だ!」 私もハッピーエンド信奉者なので、こういうの好きです。劇場を出るときにあまりに悲しいのってツライもの。じゆうだぁぁ!



でもって、意味もあるのかないのか分からないダンスに誤魔化されて、どんどん楽しい気持ちになってしまうのよね。お見事。



最後は悲劇とは限らない~♪ 
涙より明日をこの手に~♪



嫌なことはこの歌↑で乗り切ろう。
あるいは、「俺のこと言ってるぜ、大当たり~♪(悪党二人組による手のひらヒラヒラ、ソング&ダンス)」でもいいな。



さてさて、高嶋ピーチャムのひげは、ますます茂っておりました。もじゃもじゃ。立派です。一度も剃ってないっぽい。



モリクミさん、さすがに声がちょこっとだけ、かすれてました。ちょこっとだけ。でもって、ますますますますの、貢物。



ミセス・ダイのジンを飲もうペロペロは、ますます上手くなってるのでは・・・ ピーチャムへのチュウも、むきゅーっとバッチリです。大悪党のピーチャムも恐れるミセス・ダイのジン・キッス。恐ろしいことです。



黒い下着も「ぴったりだぁ」 この日は、ふつうな感じで感想を。
ファラララ~♪の3人揃い踏み、居るだけで可笑しいのに、振り突きで歌ってくれるんだから最高!



気になっていた2幕開始のネタ(造幣局のマット、歌に間に合わない!)は、またまたありました。橋本トムの仕切りだけじゃなく、他の役者さんたちの掛け合いまでも練られてきた模様。マチネでもあったのかな?



あと、村井ジェームスさんがゆっくり通路を歩いていたので、ジェームスさん!と声かけたらやぁ、と握手してくれました。あったかい手で、冷え性な私には嬉しいよう。黒い歯がかわいい。



上手側の良い点、おお、3幕の絞首刑を待つ場面で、原田くんとウッチーが一緒に観れるんだ。原田くんはつるつるっとしてるなぁ つるつる。



今日も「運命にカンパーイ!」ときれいに響き渡ります。さらに「この弾丸を金にかえてみせようか~」のところも、元気よく。すかーっと抜けていく声ですねぇ



橋本トムの「(罰を受けるのは)貧乏人だってことですっ!!」は、何度観ても胸に突き刺さるな。だって客席に指差しながら言うんだもん。おお、それってあたし?って思ってしまいます。浪費の罪で、とか・・・



えー、カテコ等ははまたあとで。
コーフンしすぎてたらしくて、風邪引きかけてます、お休みなさい。



3 件のコメント:

  1. この日はDVD録画撮りで、ベガー達も気合200%↑だったようですね?
    うっちーのせくすぃビームも絶好調で(*´∇`*)
    ��><)oモォォォォ~ッ!!あとわずかで終わりだなんて、もったいなさ杉です。
    セルゲイさんのレポを読んでいると、頭の中にそのシーンがくっきりと浮かんできます。
    29日のマチネがMy楽なんで、すごく寂しいです(/_;)

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  2. セルゲイさん、23日はお世話になりました。
    内野マクヒースだけを見つめる、怪しい人化した私におつきあいくださって、ありがとう(汗)
    満足のいくすばらしい、熱々の舞台でしたね。思い出しても、まだぽわわ~~ん・・・としてます。
    内野マクヒース限定凝視(?)だった私に比べ、セルゲイさんの細やかなレポ、感動!!です。
    読ませていただいて、またまた、余韻にどっぷりと浸りたくなります~っ!
    また、機会があったら、ご一緒に・・・よろしくね♪
    (すみません、ほとんど私信になってしまいました)

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  3. セルゲイ2006/01/28 0:37

    ��くまのすけさん
    私は今日のがマイ楽になりました。すごくいいカンパニーになってるので、東京だけで終わるのが勿体無い~
    ��3日は役者だけでなく、観てる側も神経が張ってたような気がします。とっても楽しかった・・・
    もうラストスパート。29日はさらに気合が飛び交う舞台になりそう!レポ楽しみに待ってますね☆
    ��秋生さん
    こちらこそ! ふと我に返った瞬間に、一緒にオペラグラス越しに見てたのが可笑しかった・・・。
    ウッチーの気取った歩き方と靴音を思い出してます。はぁ・・・
    またご一緒できるのを楽しみにしてマス。

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