『ベルサイユのばら 愛蔵版』全3巻 池田理代子
中央公論新社
遠い昔に読んだなぁというおぼろげな記憶だけが。デュ・バリー夫人との女の戦いとかは覚えてたけど、ポリニャック夫人とかは全然思い出せなかったな。最初しか読んでないのかもしれない。
当時の少女が胸を熱くしたって、よくわかるわ・・・ だっていまの私も泣きながら読みました。どのページでも、誰かしら、わなわな・ぶるぶる、または怒りで泣いているんですもの!
やっぱり誇り高すぎるアントワネット様より、近衛兵の礼装に身を包み、熱き想いを胸に秘めるオスカル様のほうに読み手も書き手も重点がありますね。
ただし、自分でなりきるなら断然アントワネット様。ひらひらドレス着てみたいし、オーッホッホと高笑いしたいから。
でもって、オスカルの行く末を案じるあまり、実はアンドレに肩入れして読んでしまうのだった。アンドレ、けっこう髪型が変身してて同じ黒髪系の登場人物と見分けがつかなくなることも。ごめんよ。
その素敵な胸に抱かれたい(by オスカル)と同じ感想デス。
二人が一夜だけ夫と妻になったとこ、涙でページが霞んだ。あぁアンドレーッ!(なんか、マンガとタカラヅカが頭の中で合体してる気がするが・・・)
その後のアンドレの美しさと言ったら。アナタ。痺れるワ! それに、意地のように男っぽい面しか見せなかったのが、愛を知った女は強いけど弱いのよね。どのページでも滝のような涙を流してるんだもの。私もつられて泣くってば。もう。
最後はオスカル様がバスティーユ監獄を落としたのか・・・ すごい話になってたんですね、さすがオスカル様。愛と義に生きた!
ほとんどが死んじゃうお話のなかでは、なかなか大活躍して天国へ旅立たせてもらったのでは。
オスカル死す、の場面は特に胸いっぱい。「わたしも・・・しんだ・・・」ですよ。泣くわよーっ
あー、フェルゼンは最後に愛に殉じようと頑張るけど、時すでに遅し。髪型が好みじゃないので、まぁ頑張ってくれよ、と。真面目すぎて面白くないやつだったかな。
ついでに東宝の「マリー・アントワネット」のキャストがちらついたもので、涼風さんと井上くんで脳内で叫び合ってもらったんですが、まだイマイチです・・・
涼風さんの方があまりに落ち着いているように思えてしまい。
そういえば、「アンナ・カレーニナ」では、井上くんは一路さんと不倫するんだっけ。それを見たら、男な井上くんが見られるかもしれないですね。
オーストリアはマリア・テレジア死去のあとは、どういう政治をしてたのでしょうか。また不勉強がツライなぁ この後、エリザベートまでどう繋げれば?
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