2013/08/25

余韻にひたる、二都の

こんばんは。帰ってきました。なんか秋っぽい風が吹き始めてるよ、札幌。

「二都物語」明日が千秋楽。わたし(たち)、芳雄くんに太っていただきたいの!
などと思うほっそり芳雄くんですが、舞台でのきらめきは相当なもので、孫の成長を見守っているばあちゃん、みたいな気分でした。こんなに大きくなって!

細かいことは後日ってことで。
・24日マチネ、ストライバーさんのハゲヅラまでもが飛んでいきました。びっくりした。

・浦井くんがあまりに子供っぽい動きをするので、初見の日は「いかん!健治!」と思ったのですが、3日続けてみたところ、これはちゃんと計算ありのものかもねと思えてきました。
感情豊かに生きるひと、という点で、ルーシーと似ているのです。悪気はないが(いや、純粋ゆえに)周りは迷惑しちゃうようなところとか。

・芳雄シドニーと浦井チャールズの関係が、なかなかビミョウなままラストまで来たのも深いなと。
チャールズはシドニーがルーシーを愛してることに気づいていて、きっとルーシーも気づいていると分かっていて、その上で家族として交流していたのだなぁと。案外大人だったよね、チャールズ。
ガチョンとか言うから・・・もう。
牢屋でチャールズが「カートン!」って呼ぶのは、そういう距離感なんだなぁと。

・音楽は静かで美しく流れるような繊細なもの。熱唱ビッグナンバーといいがたい叙情的なものが多かったです。なので、最初は物足りないような気がしたのですが、じわじわーっと心に残るのですよね。CD出したら買うな、と思います。叙情的であるので、下手な方は来ないで、という楽曲です。
という点では、今回の豪華な出演者でよかった。豪華すぎでしたね。

・キーヨと岡さまとさとしさんが舞台上に一緒にいると、このままレミしよう、レミー!と思います。だって、岡さまの暗殺シーンってアンジョにしか見えないわ。赤いし。

・月並みですが、号泣。3日目などは、嗚咽・・・久々に嗚咽です。なんでか、私のいた列は嗚咽女子が並んでいたらしく、挟まれた1人観劇の男性にご迷惑だったかも。すみません。
泣いたポイント、孤独に投げやりに自分を粗末に扱っていたシドニーが愛を感じ、その愛を守ろうとしたとき、損得なしで行った結果が、身がわりになることだというのがね。
シドニーは死ぬが、それは今まで自分に無かった生きる意味、意義、究極に必要とされる裏書みたいなものだったのね、という点かしら。

・幕間に、なんか寂しいなぁと思っていたら、2幕で分かりました。
ダンスがなかった!
帝劇らしいダンスシーンがなかったんだー。2幕冒頭ので納得、あれ素敵だった。みなさんカッコよくて。
そして自由・平等・博愛!さもなくば死! のフレーズ。布がはためいて、あたしの帝劇がここに!

・シンプルな舞台でも構わないのですけれど、その分役者の表情などから読み解く必要が多かった気がします。帝劇だとちょっと厳しい。もう少しコンパクトなハコだったらもっと映えたでしょうね。

・すみれさん、歌もよかった。また舞台で見たいなと思います。

あ、長くなってしまう。
またにします。ちゃーお!

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