宿から岬までは10分程度です。海沿いを走るのですが、さら地に残る基礎コンクリや、プレハブ小屋の店がぽつんと建っている風景。全部流されたのか、ここにいた方は皆無事だったのか。
ほんの少し前に乗船所までの遊歩道が整備し終わったとのこと。雨がぽつぽつ。
すでに、ウミネコ隊が船の上で待機。
なぜかというと、こういうものが得られるからです。
遊覧船船長、震災時の武勇伝。津波がおちついて接岸できるまでの3日間、このパンも食べたそう。2日目には自衛隊から食料がもらえたそうだけど、寒い3月、沖で船を守るために1人で耐えていたそう。船のガイドさん情報でした。
切れてしまった防波堤を修復しています。
青い海が自慢の浄土ヶ浜ですが、前日からの雨もあって土砂でにごっています。雲も厚く、見晴らしも悪い。もはや、風景はそこそこでウミネコにパンを投げて遊んでいると、ガイドさんの語りが震災のことに。
寒くなったことだし、と屋根つきのほうに移動してお話を伺うことにします。
そこで船長武勇伝や、JR東日本「大人の休日倶楽部」吉永小百合ポスターの撮影話を聞く。撮影時、女優さまが来るとは全くしらなかったので、ポスターの笑顔は、びっくりして嬉しい!の表情だそう。いいねー。
(ココにも)
この後に私たちも乗ったざっぱ船、小百合さまが乗った船は「さゆり号」と呼ばれてるそう・・・
岩手の方って、物静かな感じの方が多かったです。観光地なのに、のんびりしてて。もともと観光立国じゃないからなのかもですが、もどかしいような、でもほっとするような。
大きな災害があって、でもまたやるか、と静かに耐えながら希望を探しているようでした。
次はさゆり号じゃない船に乗りに行きますよー。
0 件のコメント:
コメントを投稿