高音が乱れる人だと思ってたら、どっこい!
今年の井上くんの成長っぷりには目を見張ります。『MA』でも落ち着いた声をしっかりと出すようにしているんだなと思って見ましたが(王妃さまとのデュエット、素敵だけどやはり若い声でしたので)。
それがここまできたのかー!
頑張りすぎて、いいーっと声がひっくり返っていたのよねー。
なのに、まぁ♪ ピッチを保ったまましっかり声量ありの、しかもオトナのヴォルフまで見せてくれたのです。いやぁ、人間の成長ってすごいものですね。井上くんのこれまでの頑張りが、こういう結果に繋がってきてるんだと思うと、おばちゃん涙でそうだったよ・・・
このへんひっくりかえる、と身構えていたら(大変失礼でごめん)、あらら? 大健闘なのでした。
そして、井上くんの魅力がよく出てくるのが独り立ちしてから。コンスと結婚するあたりからでしょうか。すらっとした姿も映える「オトナの男は・・・」の井上ヴォルフ。
パパが死んだわ、の場面。鳥肌ものだったと思うんですよ。
出だしはショックで静かに(しかしセリフはちゃんと聞こえるように、というのがプロでした)、そしてどんどん感情が溢れてくる様子が歌、身体、で表現してくれました!
うわーっ、今回の井上ヴォルフは見モノだわ、と思わず拳にも力が入り、観劇後は「井上くんが良かった!高音が出てた!」と言いふらして歩きましたねぇ 嬉しかったんです。
コンスとの相性もいいのかなと思いました。今までの奥様って、井上くんより評価が高いとかキャリアが長いとか、年が上とか・・・で、もしかしたら遠慮とか、距離があったのかなぁ。
hiroコンス(うまいとも下手とも言えぬ感じ、頑張ってるコンス、だと思う)とは、井上くん自信が大きく成長したのとあいまって、包み込んであげようっていう雰囲気がよく出てました。
井上くんといえば、私には「ワイン?キス?」の場面のベッド・・・、色気以前の問題で、ほとんど「組体操」に見えていて、今年はもう少しぐいっと抱きしめてほしいなぁと思ってたところ。
うふふー、ぐっと抱きしめてましたぁ♪ きゃっ
舞台を見てて、演技先行型、歌唱先行型ってやはりあるものだし、と。井上ひさしのとこで揉まれてみたり、ともかく井上くんは両車輪ががっつり回る大物になってくれそうなのが、非常に喜ばしい、です。今から40歳くらいの声が楽しみだなぁ
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