2010/09/06

2010『エリザベート』ざっくり感想

9/4と9/5のマチネを観てきましたぁ



4日/山口祐一郎トート、寿ひずる、阿知波悟美、田代万里生、小宮明日翔



5日/山口祐一郎トート、杜けあき、阿知波悟美、田代万里生、坂口湧久



というキャストでした。土日で祐一郎観れるのはココしかなかったし、多少は涼しいかなと思ったのですが、地獄の炎が・・・。暑かった。



■衣装、動きがよく見えるようになっていてマル。
黒しか着ない閣下ですが、こっそりおしゃれ派って感じでよかったです。ちょっと斜めになったり、あるいは後ろ姿では、さらに惚れ惚れする美しさでした。



■衣装以上に、軽やかなのが閣下ご本人。
前回公演のときも、おお!踊っている! と大変失礼な衝撃を受けた山口トート閣下。



今回は、衝撃の先の新地平ですーっ こんな日が来るなんて思いもしませんでした。



つまり、踊っていること自体に驚くのではなく(それ、ふ・つ・う!)踊って表現しているものに集中できますのよー。奥様ーっ



苦節何年・・・? ドスンドスンと重量感あった閣下が、これほどまでに軽やかに! 祐一郎さんの努力、私も見習って頑張ります。勇気ありがとうだよ・・・



あ、踊ってるだけじゃないですよ。



歌声は、優しくて傲慢でクールで。人じゃなかったわね・・・ あれは、神。



シシィを愛してるっていうのも、われわれの愛レベルじゃなんか無いですよ。真剣にシシィを誘ってるくせに、断られて嫌われても意に介しません。熱帯魚と人って感じ? 住む世界がちがーう♪、です。



あとね、小首をかしげるたびに、ぎゃーーっと叫んでしまいそうになる。キュートすぎて!



■マリオ、応援します。
初めて舞台上でマリオくんを拝見。すらりとして、顔も小さくて、表情豊かなのも舞台向きだと思います。



歌は当然、うまい・・・あとは、その声に感情をどうのせて表現していくか、ということで。



うあっ ハッ! などと、マイクオフのときの叫び声が2階まで届いてましたヨ。一生懸命、ルドルフ役を務めてたと思う。で、祐一郎が何でも受け止めてあげるよという感じで彼の慟哭も受け止めてあげてた様子がステキ。さすが祐一郎。



■朝海シシィ、進化中。
再演となったことで、余裕が出来たらしい。歌も聴きやすかったし、トートとの関係も前回よりメリハリをつけた気がします。
誰?の知らない人、結婚式後、娘の死、息子の死・・・それぞれの年齢のシシィが思う「死」についての態度が見やすくなったと思うの。



美人ですが、色気・・・とりあえず出さないようですね。男まさりなシシィって好きです。食事や旅、人生に鉄の意志が漲ってるものねー。



一路シシィで『エリザベート』見始めた頃、あまりに強情な人なのでシシィに同情できなくて、どう観ていいのかなって思ってたけれど、朝海シシィってわりと庶民派の雰囲気があると思いました。美人さんなのに、動きとかなのかしら? どこか可愛らしさが残ってていいなと思います。



■禅フランツ陛下、ミラクルで賞
青年皇太子時代から・・・ 登場するたびに、明らかに年取って行ってるの! ビジュアルはもちろんのこと、とにかく声がね!声が年取っていくの!



バカじゃないし、まじめだけど、不器用な人だなっていう切なさが満載でさ。おおらかな性格だったら、シシィも楽できたのに。



■ルキーニ兄さん、すごい。
毎日、毎公演、あの狂言回し役を担っているのに、ダレた感じにならない。手だれな雰囲気がないって素晴らしい。まじめなんだろうなぁ・・・と。



ミルクのターンは、映像もCMで使ってほしいと思う出来ですしね。



と、止まらなくなるのでこのへんで。あとはまたどんなにステキだったかをホジホジ思い出して書いておきますねー。









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