2008/07/02

『レベッカ』6/27-28 1 もうロボットじゃない

何もかも、レベルアップしてました。本当にラブストーリーなのか?と思った4月(『レベッカ』つぶやきシリーズは1から10まであります、お暇でしたらどうぞ)に思ったこととは、感じたことも違ったんです。



初見だったこともあるし、人間役の祐一郎ということでのとまどいも。で、まずは表面上のことでいろいろ書いてました。というか、表面的なことにしか気がまわってませんでしたねー。



どう変わったのかで書いてみます。



トレンチとゴジラのポーズ♪



5月に見た友人から「もうロボットじゃなかった!」と言われてました。
本当でした。カクカクと動くあやつり人形はもう卒業よ! 祐一郎マキシムは相当に悩み苦しんでいる男の姿に。
感情が高ぶる(歌も高ぶる)あたりでは、さすがにポーズがキマってましたが、それも表現のひとつかも(甘い?そんなことないですよね)と思えるバランスです。



トレンチの着こなしについては、几帳面な性格ゆえにあの着こなし?!とわが胸に新説を浮かばせて観劇。見慣れたのか、そうヘンテコでもない感じ。
お帽子についてはもっと種類やサイズが選べると良かったね、と思います・・・。



らぶい・・・ラブー、愛が!



4月は、とても新婚さんや、大事件を乗り越えた深い絆ができたような、そんな2人に見えませんでした。寄り添っても、手をつないでも、あまり深い絆を感じなかったの。



それが、もー、そうよ、そうそう!と私は胸の前で手を組んじゃうような、愛ある2人になってました。



祐一郎にほうっとため息ポイント/1幕。



1、モンテ・カルロはどうです、お嬢さんは?ってひずるさん越しに「わたし」を見る。
2、朝食に誘ったときの、ちょこっとからかいたいような表情。



優しいですね。「あの丘にはもう・・・?」と聞くときに、顔をぐっと下手にふって、美しい手でさっと指すあたりもポイント。5月はさりげなく、指せました。



3、レベッカの勝ち誇った顔なんかをうっかり思い出して胸中もやっとしたあとに、海をみて感激したり自分を気遣ってくれる女の子を見てるいとおしそうな顔。



4、「マキシム」と呼んでください。
ジャケットを脱いで掛けてあげるのがとても自然になってましたぁ ゆっくり「わたし」の頬に手を添えるしぐさも、乙女心のど真ん中を打ち抜いてくれました。その溜めがたまらんー。



5、「気をつけて、お嬢さん。瓶の中身は悪魔かもしれない」
ここね、4月は軽くセリフを仰ってました。今回は、あとあとずしりと響くセリフになってて、とても感激しました。
自分は罪を犯した人間だっていう自覚が、この言葉を言わせたんだなぁって分かります。
それでもなお、彼女がNYに戻ると聞いて引きとめずにはいられなかったのだ、とう強い感情の動きも。オトナの落ち着いた人に見せて、「わたし」という希望を見出そうとしてたんですよね。
で、ベンが「天使ってきっとあんたのことだ」って言うことを思い出し、フムフムと思ったり。



6、結婚式(簡素ですよねー)で、花を手に花嫁を待つ姿。
横顔や後ろ姿にもうきうきした気分の高揚が見えます。腕をひょいっと出すのも可愛い。



ため息つきながら、思い出す。あの方の姿♪まずはこのあたりから。 



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