2008/06/20

『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』

Balletsusses http://www.balletsrusses.net/



2005年 アメリカ 118分



製作・監督・編集・脚本/ダニエル・ゲラー、デイナ・ゴールドファイン



☆☆☆☆

1909年、一夜のバレエ公演がパリを熱狂の渦に巻き込んだ。それこそが、天才興行師セルジュ・ディアギレフのバレエ団、<バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)>だった。20世紀初頭のパリに花開き、伝説のダンサー、ニジンスキーを生んだバレエ・リュスは、1929年のディアギレフ没後、解散。彼と共にバレエは死んだといわれた。
しかしダンサー達は踊り続け、その遺産を継承した。アメリカ、オーストラリア、そして南米へ、彼らは世界中にバレエの種子を運び旅したのだ。これこそがバレエ史の秘められたページ、“ミッシング・リンク”。



本作は、20世紀のあらゆる芸術とエンタテイメントに影響を与えたバレエ・リュスの知られざる歴史を、かつてのダンサーたちへのインタビューと、この映画で初めて紹介される貴重なフィルムで綴った感動のドキュメンタリーである。(公式HPより)

現在、80歳90歳となったバレエ・リュスのダンサーたちのインタビューと、当時の映像をもとに、革命や戦争の荒波にもまれながらも、ただ踊る歓びを求めて生きた人々の記録。



30年、40年絵ぶりに会うメンバーも多かったという同窓会に向け、目を輝かせてひらりと手を動かしたりする動きですら、何だかうっとり。



映像にうつる当時のダンサーたちの優雅で、華麗な衣装や踊りが素敵でしたー。
ストラヴィンスキー、ダリ(彼の舞台美術はキテレツ!巨大白鳥の腹が裂けてて、そこからプリマが登場したり・・・斬新)、マティス、ピカソ、ドビッシーなども参加した、まさに総合芸術としての輝かしいバレエ団。





きちきちっと踊るだけじゃなく、華やかなオーラのあるダンサー。それに、今のバレリーナたちよりも少し筋肉もしっかり目についた肉体にも惹かれました。痩せすぎよりもキレイだ。



ナチスの台頭でロンドンからも逃げ、新天地アメリカでの公演、いろんな逆境があっても、舞台にたつことに夢中で踊ったといいます。パンに砂糖を塗っただけの食事でも、踊れればそれが全て。バレエでは儲けなんかないんだよって笑うのが印象的でした。



あ、意外と笑い話も含まれてて、場内でもふふっと笑い声があがってました。



バレエ観て、うっとりしたくなること間違いなし♪











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