2010/10/23

『エリザベート』10月-6 最後のダンスは閣下と

ぜひ、黄泉の帝王(祐一郎バージョン)が、いつか来る日に会えますように。なんて、死にそうなときにこんなにステキ閣下が来てくれたら、ちょっと生き返っちゃいそうですね。



最期は両手を広げて「おいで!」の胸に飛び込むことにしよう・・・むふふふ・・・



さて、待っていたぁ!って2幕で偽医者コスプレ閣下が叫びますが、1幕の「最後のダンス」では、客席からこんな叫びが飛び交ってそうですよね。私も心の中で絶叫しました。



もーっ



待っていたし、全く裏切られないセクシーでパワフルで、切ないトート閣下を見せていただきましたーっ うわぁい



前半は静かに、花嫁にささやく。これから色々起こるよ、お前が選んだ道は・・・ 何だか嬉しそう、そして少し切なさそう。
不幸の予感をセクシー声で、楽しそうにも、悲しそうにも聴こえる声で。



広間の客は死に絶え・・・ のときの表情と手の動き、うはあ、色っぽいじゃないかー。少しのけぞって、美しすぎる手をお顔に添えて。死に絶えて嬉しいって・・・・さすが黄泉の帝王ですね。皆死んだと想像すると嬉しいらしい。



この広間の客、は死んで嬉しいと歌いながら、シシィについては、最後のダンスは俺のものだなって歌うのみ。それだけで嬉しいって、けっこうな純情ではないか。
皇帝陛下と争う、と自覚してるんだなってのも、あら純情。争うだなんて、やっぱり、愛されるためには同じテーブルに乗ってあげちゃうのねー。



そして音楽は徐々に迫力を増し、(音響的にはよろしくない割れ鐘のように響く)帝国劇場内にビリビリと響きわたるのでした。



パワフルバズーカは、そりゃ年齢もあって全盛期(と言っても私は最近のファンなので定かではありませんけれども)のようには、ドーン!とこないなと感じます。しかし、それでもまだ他の人が越えてこないレベルなんですよねー。すごいことだ。


歌が盛り上がってくると、出だしの素敵ささやき時の「恋心」なるものはどこかへ飛んでいってしまったようにも感じます。そう、もう、ここは純粋に祐一郎の声を楽しむべし!


祐一郎があああ~♪と歌うだけで、私の体中の細胞がぶるぶると震えて、死んでしまうような心地でした。低周波とか高周波とか、何か特殊な波動がキテる!たぶん・・・


シシィを右に左に振り回すダンスも素敵っ 閣下の大きさがよく分かるんだものー。


さんざん振り回しておいて、ラストは自分だけ階段に駆け上がって、さらに歌い上げるという俺のステージ状態も、全て許すわ。だって閣下のなさることだもの。


ついでにいうと、よっこいしょ!って何かを飛ばす動きの最後も、孫悟空の元気玉みたいだな・・・と下らないこと考えちゃうけど、いいの、許してる。だって、祐一郎だもの。


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