2009/05/30

DVD鑑賞メモ☆4月

『やわらかい生活』監督/廣木隆一
寺島しのぶ 豊川悦司 松岡俊介 妻夫木聡 大森南朋



☆☆☆



躁鬱病を患っている主人公に寺島しのぶ、側にいてくれる従兄弟に豊川悦司。死にたいヤクザを妻夫木聡。ラストの豊川悦司の扱いが気に入らないので★3つ。いかにも映画っぽいのかもしれないけど、それじゃヤクザとのさようならがもったいないじゃないかー。妻夫木くん、良かったです。しかしゴハン食べさせてくれるトヨエツ、髪を洗ってくれるトヨエツで全て許したくなるけど・・・いかんいかん。きれいな手だ。



『恋愛睡眠のすすめ』監督/ミシェル・ゴンドリー
ガエル・ガルシア・ベルナル シャルロット・ゲンズブール ミュウ=ミュウ



☆☆☆



主人公の白昼夢のような、妄想世界を一緒に体験できる1本。現実世界とかみ合ってたりズレているのが不思議な世界でした。夢の世界はかわいい表現たくさんです。



『ラスト、コーション』監督/アン・リー
トニー・レオン ダン・ウェイ ワン・リーホン



☆☆☆☆



R指定の部分が宣伝されてしまってたのが惜しい!性描写っていうよりも裸のバトルシーンと言うべき激しい闘いでした。いやらしさはゼロ。暴力的で刹那的、先のない気持ちがぶつかり合っているようです。トニーの暴力、支配といった雰囲気に、ダン・ウェイの体当たりスパイ活動が絡んで緊張感あふれるストーリーに。
暗闇に座るトニーが三島由紀夫のようだったのも収穫。ダイアを嵌めさせて笑顔になっちゃうトニー、と、とりゃーっと車に飛び込む逃げるトニーが最高です。



『この森で、天使はバスを降りた』監督/リー・デヴィッド・ズロトフ
アリソン・エリオット エレン・バースティン マーシャ・ゲイ・ハーデン



☆☆☆☆



邦題が気に入りません。天使って見る前から主人公パーシーにバイアスかけてほしくなかった・・・ 
森が広がるギリアドの景色はきれいです。天使に救われたギリアドの町の人たちって言ってしまうとつまらないことこの上ないですね、パーシーこそが、自分の人生を掴みなおしていった物語だと思います。



『ジェイン・オースティンの読書会』監督/ロビン・スウィコード
キャシー・ベイカー マリア・ベロ エミリー・ブラント



☆☆☆☆



意外と良かった、という。登場人物の平均年齢が高めなので落ち着いた画面だし、恋愛が出てくるけど、うまく物語りに溶け込んでいて好感を持てます。読書会というアイテムも私好みでした。



『サマータイムマシン・ブルース』監督/本広克行
瑛太 上野樹里 予座嘉秋



☆☆☆



お友達に面白かった、と言われて観たせいか、期待しすぎたようです。繰り返しモノは気分が乗らないと全くダメなのね・・・しつこいよー、と思ったらダメです。



『パリ、ジュテーム』
監督/トム・ティクヴァ アルフォンソ・キュアロン ガス・ヴァン・サント コーエン兄弟 諏訪敦彦ほか
ナタリー・ポートマン イライジャ・ウッド スティーヴ・ブシェミ ジーナ・ローランズ



☆☆☆



諏訪敦彦という日本人名が監督に入ってて驚きました。ジュリエット・ビノシュの息子とのお別れの話で、切なくてきれいな映像でした。各監督が5分程度でパリをテーマに撮っていて、笑えるものから切ないもの、SF風味まで。 



『グロリア』監督/ジョン・カサヴェテス
ジーナ・ローランズ ジョン・アダムス バック・ヘンリー



☆☆☆☆



マフィアの女が、組織が追う子どもを連れて逃げることに。情の深い心は奥に秘めて、表面上はクールに。でも、じわっと思いやりが見えるのが魅力。でも、ガンガン撃っちゃう迫力もあって、とにかくカッコいい。ヒール履いて逃走って、さすがマフィアの女。



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