2009/05/28

『ウェストサイドストーリー』5/26 2日間に人生凝縮

@北海道厚生年金会館



ジェット団 
リフ/田邊真也 トニー/福井晶一 アクション/西尾健治 A-ラブ/大塚道人 ベイビー・ジョーン/大空卓鵬 スノーボーイ/澤村明仁 ビック・ディール/鎌滝健太
ディーゼル/キム スホ
グラジェラ/恒川愛 ヴェルマ/村上智 クラリス/井上あゆみ ポーリン/蒼井蘭
エニイボディズ/木内志奈



シャーク団
マリア/笠松はる アニタ/増本藍 ロザリア/鈴木由佳乃 コンスェーロ/井上絵里子
テレシタ/高橋亜衣 フランシスカ/大口朋子 エステラ/原田真由子 
ベルナルド/萩原隆匡 チノ/畠山典之 ベベ/水原俊 インディオ/新庄真一
アンクシャス/瀧澤虎太郎 ファノ/内御堂真 ニブルス/斉藤洋一郎



ドック/石原義文 シュランク/勅使瓦武志 クラプキ/牧野公昭



ちょうどオペラばっかり見聞きしてたので、悲劇なところとか曲とか、クラシック系だなぁと感じました。緊張感があって、切なく美しい曲ぞろいだわ。あ、「クラプキ警部どの」Gee, Officer Krupke♪は楽しい。男子部アンサンブル、好きだな。



しかし、振り付けがただ事じゃないミュージカル作品。どうなってんですか。何であんなに足がひゃっと上がるのか。
プロローグ、ほとんどセリフがないなかで、ジェットvs.シャークの小競り合いがキビキビしたダンスで表されます。
それから女子部の「アメリカ」♪ あれだけ踊ったうえに歌うって!アニタ役の増本さんが美しくて情があって気風のいいねえさん。声も良いし、見とれちゃいますね。



今まで、悲劇の面にばかり目が奪われてたんですが、今回はひと目で恋に落ちた二人を温かく見守る気持ちでした。
私、年取った・・・か?そんな一晩で結婚の妄想まで?という野暮なことは思わずに、舞台向けに凝縮してるんだと思えたんですよ。成長した、私。 



マリア役の笠松さんの美声が、単に恋に恋する以上の強いものをうまく表現してたのも大きい! 
健気さとも違う、年相応の女の子らしいところもあって、とても愛らしいチャーミングな女の子だったんですヨ。I have a love♪、清い愛の歌でしたねぇ 覚悟してる気持ちが見えて、女の子から一人前の女性のような風格まで出てます。
「すてきな気持ち」I feel pretty♪は好きな曲でした、うきうきした気持ちが素直に表現されてて可愛いの。



頼り甲斐がありそう~な福井トニーは、もう子どもの遊びはさ・・・というようなアニキ的落ち着きがありながら、マリアの前ではキラキラ☆うきうき、案外可愛いかったのが驚きでした。特に先入観は持たず観てたと思うんですが、思ったよりうきうきしてたのが面白かった。



愛があればいいっていう話ではなかったようです。
ラブストーリーではあるけれど、それは作品の一部で。印象に残ったのはお互いを知らずにいるって不幸だよなってことですね。自分の中にある差別とか憎しみは自分で乗り越えていくしかないのか。



なぎた武が混じってた。
もー、スノーボーイ役の澤村さん・・・顔やらヘアスタイルが「ディラン」やってる時のなだぎ武に似ててー! うっかり笑ってました。うーん、わざとじゃないんですよね???似てるんだもん。自転車には乗ってなくてよかったわー。



おお、あっさり拍手。
札幌市民は拍手あっさり派でした。寂しい。
この回、私はかなり良かったと思ったので、気持ちをこめて拍手してたんです。カテコは1回、客電がついたのであっさりとさっぱりと皆様席をお立ちになりました。いいんですよ、いいんだけど、余韻もなくってちょっと寂しかったんだよう~。





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