2006 131分 西谷弘/監督
原作は未読。
ともかく私は織田裕二は好きだし、柴咲コウも好きだし、キャンペーン☆佐々木蔵之介も出ているので、みて見たかった映画です。
隣席のオットは30ccの涙を流したと言ってましたが、それは大ゲサでしょう。5ccくらいじゃ? 私は涙は出ませんでした。ツボが違う。
☆☆☆☆4点 甘いかなぁ でも、派手じゃなくて良かったと思います。
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さて、エリート県庁職員とスーパーのパート店員が、閉店寸前のスーパーを立ち直らせる物語というと、ちょっと「スーパーの女」みたいですね。
そこまでの職業物語ではないけど、最後には「県庁さん」とパート店員が自分の仕事を振り返り、悩みつつまた新しい日々へ向かっていく・・・あたしも仕事頑張ろうと思える、素敵なラストです。
エリート役人らしい役人と県庁組織もそうだし、スーパーも在庫でぐちゃぐちゃの倉庫とかダラダラした雰囲気とかをみていると、まるで自分のことのように思えてならないのでした。
ここまでぐちゃぐちゃじゃないけど、動線悪いもんなぁ 架空の話というより、とっても身近な話でムズムズです。消防の検査とかも、あそこまでじゃないけど似たような雰囲気がありますし。
それにしても。県庁さん(織田)と二宮さん(柴咲)は、真面目!
ついだらりーんとしてしまう今日このごろの自分を省みて、全くお恥ずかしゅうございます、と申し訳ない気分になります。すいません。
美しく変わったスーパーのバックヤードのように、私の机の上も美しく整理したいものです。
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織田裕二(え、もう38歳なのか)、首長い&小顔っぷりにいつも驚くんですが。ちなみに顔が好きなんじゃなくて(失礼)、声と手と肩の感じと、後ろ姿が好き。
たかが県庁で出世するのがそんなにいいのかい?と思うような、傲慢なお役人=県庁さんが、チームワークが大事だと気づいたり、お客さんの心を掴むには、と考えたりしていくうちに、すっかり市民派に。
改革は人の心を変えることです、と議場で演説した時は、えぇぇー市民派かぶれになってしまったら、つまらない!と。
でも、ちゃんとお役所の変わらなさを自覚しつつやってたんだというシーンがありました。
そこ、良かったです。ここがあるのと無いのでは、感想も随分違います。無かったらありがちな熱血系になりそうでした。それは嫌なので。
でもって、この場面にからむ佐々木蔵之介のびっくり顔(前向きに検討します)が、今日のマイ・フィバリット。うひゃ、いい! キミもまだまだウブねぇ
次の「間宮兄弟」も楽しみです。
柴咲コウは、不満を感じつつもスーパーの仕事が好きで、どうすればいいのか考えている店員。見習わねば。職場にもこういう人がいるわ・・・。
「あらつて」は場内でけっこうウケてました。
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