DVD観賞。
作・演出 鴻上尚史
ヒロシ:山本耕史 マサオ:松岡充 ミキ:馬渕英里何 大場:北村有起哉
荒川:大高洋夫 アキコ:SILVA ほか
「全曲、ザ・ブルーハーツ。吠える!音楽劇」
お話は・・・
バンドのボーカルであるカズト=ヒロシの弟が、メジャーデビューすると脱退。さらにドラムのヨシオも九州に帰ると脱退。
バンド解散の危機に、あるアイデアが浮かんだ。
九州に帰ってしまったヨシオは、アサハヤ湾(つまり諫早湾)の堤防に怒っていた。ムツゴロウのために、ヨシオのために、あれを爆破すれば彼らは戻ってくるのでは?
ロックとは、社会への反抗・・・ではないか。音楽じゃなく、行動でも示そう!
リーダーのヒロシ(山本耕史)が爆破を思いつき、過激派を抜けたばかりの荒川と出会って爆弾の作り方を教わる。
もちろんそんな危険なことを渋っていたマサオ(松岡充)とミキ(馬渕)も反対しつつ、のめり込んで・・・
最後は爆破に失敗、警察に捕まるものの、何も知らされていなかった新メンバーの大場が、現役警察官だったことで、この事件自体がなかったものとして処理されます。
警官が過激派に入ってたなんて、マズイからね。
それでも、俺らは音楽を続けよう・・・と裁判所の前で演奏するところで終幕。
■
小中学生の頃の胸きゅんバンドですね、ザ・ブルーハーツ。あの素敵すぎる歌詞を生かしきれないーっ ムキーッ
ヒロトぉ~ ブルーハーツを聴いて涙したり、勇気をもらったりしたような気持ちの盛り上がりを、舞台からは感じられず。吠えてませんよ?
うーむ。鴻上さんと私は相性良くないかもしれないな。
何かを乗り越えたり、後悔したり喜んだり、絶望でも。何でもいいんだけど・・・ 何かがあるものが好きなんですヨ。
もっとどろどろに全身で生きてほしかった・・・ ブルーハーツで作るなら。
ただ、場面転換とかはうまかったです。確かに、ベテランだと思いました。
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ソフィアの松岡充、SILVAと歌手がいましたが、一番良かったのは山本耕史でした!
えぇぇ?
山本耕史はちゃんと舞台上の流れの中で聴けます。
歌手だというのは、有利なようでけっこう難しいものかもしれないです。ただ「歌」として聴こえてきてしまうので、これは舞台にはかえってマイナスで。
それだけでなく、単純に山本耕史のほうが上手かった・・・とも言え・・。
DVDの副音声で、舞台映像を流しながら鴻上・山本・松岡の3人が話す特典がついてまして、ここでも
「山本が一番うまいかも」と半分冗談まじりに話されてました。
冗談じゃなく、ホント!
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曲として完成しているものを使って音楽劇にする、流行ってますけど、なかなか舞台としてぐっと作りあげるのは難しい。
曲だけなら、外国語の歌でも音を楽しめるように、歌詞に重きを置かなくても良かったりしますよねー。でも、舞台はそこで話していることを理解していかないと、けっこう置いていかれた気分でつまらないものです。
名曲を並べても、いい舞台にはならないの~
ミュージカルって、唐突に音楽でヘンだよ、という気分に久々になりました。元の歌を良く知っているほうが、うまく入り込めないんだよう。
こんちは! 書き込み久しぶりで緊張します……。
返信削除『リンダリンダ』感想、興味深く読ませていただきました。
ほかの人の視点で見ると、気づかなかったことがいろいろあって楽しいね。
わたし、実はブルーハーツの曲をほとんど知らないので(涙)、
このお芝居の核の部分?を、ちゃんと理解できてるのか不安でなりません。
でも、鴻上さんは、ドロドロ生きるっていうのを書くの苦手そうなイメージだよね。
『傷つきやすい若者たちの青春』というのが得意そう…。
うまく説明できなくてゴメンナサイ。
そして山本くんの歌にお褒めの言葉ありがとう!!
��わたしが喜ぶのも何ですが……)
山本・松岡の2人は全然歌い方が違うよね。
そして、セルゲイさんの言うとおり、
既に曲として完成してるもの舞台に使うってむずかしいよね。
曲の良さを生かしつつ、ストーリーも展開させるっていうのが
大変だなぁと思いました。
はっ!! 山本マリウスのCDは近々ぜひ……まだ買ってないけど……いつか必ず!!!
ところで話は変わりますが、昨日お芝居を観てきたんだけど、
メタマクにも出演する、橋本じゅんさんが来てたらしいっす。
あと阿部サダヲも。
狭い劇場なのに全然気づかなくって、帰ってきてから知り、
とてもショックを受けております。
長々とごめんね。ではまたね。
こんにちは☆マキマキちゃん
返信削除このお芝居を見て、舞台はやっぱり音楽性よりも、物語性だなと思いました。歌の上手は、ストーリーをより盛り上げるための手段だって。
でもって山本くんが一番バランスがよくて、素敵でしたね~
山本マリウス! 私もぜひ聞きたい・・・
わ、サダヲちゃん来てたの? 私も見たかった(笑)
そのお芝居の報告楽しみにしてマス。よろしくね。