2012/07/01

『エリザベート』5/13-3 平方ルドに救われた

ルドルフも、誰でも良かったわけじゃなかったんだなぁと前日(5/12)からの反省。



この日のルドルフは、平方元基さん。



懸命さがみえるいいルドルフでした。歌もしっかりと気持ちを乗せて表現していたし、声もよく出ていました。若くて、青臭い青年をりりしく。高音が、わりとセツナイ感じで、きゅーんとしましたよ。
低音もちゃんと聞こえてたし、新人とすれば、予想の上を見せてくれたということで、私のしょんぼりしていたルドルフへの思いが、復活、です。こうでなくちゃ!



体もしっかりとしていて、ダンス場面でも大きな祐一郎閣下に負けず、大きく大きく動いてましたー。ああ、良かったわ。舞台の方は、特にこんな巨大な劇場に出演するなら、あまり華奢でないほうがいいもの。



ハーケンクロイツの大きな布を引き下ろすとき、ぐいっと一度引いただけで落ちず、あらあら、とドキドキ。あれ、落ちなかったらどうするんでしょうね?
(この後は、閣下の登場シーンになるので、セットは回転するなら、落ちなくても続行可能かもしれないな)



■闇が広がる
2幕のお楽しみのシークエンスの頭ですからねー、ここでコケると泣きたくなるものね。でも、この日は大丈夫。



責任感が強く、皇太子の自覚もあるルドルフの、弱い面も少し垣間見れるような、そんなシーンになってました。いいね、いいー。



■独立戦争


もう、私のテンションはぐーっと上がってました。これで祐一郎は、思う存分、歌えるわ!


平方さんも、超ダンスの人というわけではないみたいですが、全身を大きく動かして、ルドルフの翻弄されるさまを見せてくれました。


■ぼくはママの鏡だから


いちおう、身構えて耳をそば立ててしまいましたが、そんなこと不必要だった。最後まで、しっかり歌いきりました。


はー、満足した!


少ない登場シーンでありながら、シシィへの打撃という点でも、トートとのデュエットの点でも、大事な役なのですね。


今後の活躍に期待します。


今回のオケの音、今までと違うなぁと思うことが何度か。


「憎しみ」では顕著だったと記憶しますが、ティンパニ?太鼓の音が大きく響いてたと思います。打楽器、リズム担当の楽器が鳴るのは好きなので、好きなバランスではあります。
躍動感が強まった感じ。


ふと思ってみたのは、ルキーニ役をずっと務めている高嶋兄さん、ワイルド系トートも出来そうだな・・・ ねちっこくてしつこそうだぁ 悪い男の魅力でシシィに迫る、などどうだろうか。


ということで、東京公演のエリザメモはこのあたりで終わり。次は名古屋で観劇です。


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