2009/07/19

TDV7/5初日-5 抑えがたい欲望♪の肯定力

前回比、160%増の艶声でした!きゅーん。

ささやき大将になるのかなぁなどと想像してましたが、全く間違っておりましたよ。うきうきした気分や、ああ哀しいという気分も、オトナの色香ただよってる美声でコントロール。うはは。

過去に出会ったカワイコちゃんたちを思い出しちゃう伯爵様、開幕直後ということもあったのでしょう、あまりセンチメンタルにならず、むしろ「こんな子がいたよね~」という感じにさえ受け取れます。よゆうでございますね。

なのに ひたすら愛する者たち引き裂く 虚しい存在
愛しても命を奪うしかない呪われたわが身を嘆くも、おそらくは嘆きすぎて飽きちゃったに違いありません。嘆くのも一定のサイクルでやってくるのだろう。うむ。
苦しみに耐えるための希望すらなく 渇き切った胸は 飢え続ける♪
そう、飢える自分をアピールしているのであって、自分を嫌っているわけではないのですよね。

虚しくても、それが何だー!っていうくらいの自己愛を感じました。
前回は切ない気分で聞いたのだけど、なぜか今回はそれでも自分を肯定していく伯爵様の姿に胸打たれちまいましたぜ・・・。

ちょっと切なく嘆いた後は、自己肯定しまくりですもの。
卑しく恥ずべき欲望こそが(ってヴァンパイアのことですね)我らの支配者~♪

そんなに堂々とお歌いになっているのを見ると、そうだそうだと思わず頷いてしまいます。すっかり誘惑されちゃってます。
この世界で最後の 神になるの・・・・・・だ・・・・・・ーーーーーーーー!!!!!
だー!は、大サービスのバズーカ砲発射。
このあたりは祐一郎の力技といいますか、ほとんど催眠術か洗脳かと思うほどの大音量でせまってくるんで、もうフラフラになってしまうんでした。ひーっ

さらにお歌を歌い終わったあとも、下々に伝わったかどうかを確かめておられるかのような確認の間が(演出上そうなってるんだとは分かるけど、皆のモノ、分かったかーと聞かれてるような気になるの)ありますー。ゆっくり、ゆーーっくりと掲げていた両手を下ろして、拍手も小さくなった頃に鐘の音が入ります。

そうして墓場から舞踏会会場へ向かうときの背中の満足げなことといったら、辞典にこの背中のイラストと共に「大満足」の説明に使ってほしいくらいです。ゆさゆさと肩で風切っちゃってますからぁ

ほれぼれする、そのマントさばき・・・。V.ダンサーズの皆様もマントさばきがお美しいです。が、祐一郎の場合は、生活の一部。カラダの一部。しっくりしまくり。

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