2009/07/15

TDV7/5初日-3 ショウストッパー祐一郎

毎回思います。でもまた思っちゃったよ。

来てヨカッターー! 飛行機代、チケット代、支払い甲斐があったよー!

■「神は死んだ」
初日は2階席だったので、しずしず歩いてくる伯爵は見えず。

でも、月明りを表すスポットライトがゆっくりと明るさを増して祐一郎の横顔を照らすと、キャーーー!
ひきつけ起こしそうだったよう。これから歌い始めるのに、耳が遠い・・・なぜだ。貧血?

やや硬い歌いだし、正確に、きちんと歌って上手のセリで静かに消えていきました。
この私の思うままだぁ・・・♪」うへへへー、囁きテクですね。これだけで、生きててよかったと思ってしまうのよ。そんなはずはないんだけど、でも、十分にシアワセなのよー。

セクスィに消えつつ、右手の演技も頑張ってます。もう少し柔らかく動くといいのでしょうが、祐一郎らしくて良いわ。ああん、その手が美しい。
ところであの長いマントの裾が引っかかりはしないかといつも心配になります。

確か、このへんにばーんと出てくるんだよね。「お前を招待しよう」
と思ってオペラ構えてた場所よりも、まだ上に飛び出てました。伯爵@こうもり号。

肌は衰える」に、本気で切ない気分を味わってしまう三十路です。そんなに大声で言わなくてもさ。
はっだは、おっとろえ、る♪」なめらかに歌わず、歯切れよく歌います。美声っていうより、カツゼツいいよねっていう、イマイチ歌として聴くには物足りないのよ。
せっかく誘惑しに来たんだし、もうちょっとお色気で攻めていただいてもよくってよ!

ひたすらオペラで注視してると、嬉しそうな祐一郎の表情が見えました。知念さんのアタマのあたりを見つつも、またお風呂シーンだなと思ってそうなお顔に見えたです。気のせいか?

そして、さんざん好き勝手語って、伯爵様はまたこうもり号に乗って「ああああー!!」と叫びながらお城に帰りました。
何度聴いても、この「ああああー!」は、コワイヨ!という悲鳴にしか聞こえなーい。頑張ってね祐一郎。

1幕フィナーレ アハハハハ・・・
禅さんとの初絡みーっ どうなるのかドキドキ。

きいいっと城門が開くと、赤いローブにお着替えした伯爵様が、両手を胸あたりの位置に上げ、軽く握った拳をそろえて立っておられます。ローブの前のへりを掴んでいる感じもします。お出迎えにしては、キメキメのポーズに私はもうははぁ!とへりくだりまくり。

余裕綽々とはこのこと、前に進み、ようこそ~♪と歓迎のお歌をひとつ。CDと比べると、柔らかくセクシーに!艶感アップの祐一郎ですよー。力みがなくて、ホント「よゆうあるからさ」です。
でも。やっちゃったんですよね。うふふ。(それはコチラに)

禅さんは背があることもあって、市村さんのような身長差がでません。小さくなる人間と偉そうなヴァンパイアという見え方から、大きくて偉そうなヴァンパイアと生身で対等(らしく)頑張る人間という印象に変わりました。これもまたいいです。

ハプニングのお陰で、すっかり和んだ帝国劇場。祐一郎は、ますますリラックスした様子で歌います。
いいかね君の若さこそ特権だ」 おおー、今回のほうがより伯爵がアルフレートに嫉妬しているように聞こえました。オヤジ発言です! これは私も同じように感じるからか? 決して手に入らないもの、若さ・・・ダハーッ

愚か者には従うな!」とさっそくアルフレートを誘惑してる伯爵、左手をアルフの方にぐいと押し付けて熱く語ります。
アルフが羨ましい! その距離で肩に手!しかも乱れた髪を手で直されちゃってさ。も、伯爵様の魅力たるや、サラなんかメじゃないってー。目を覚ますのよーっ

さて曲が盛り上がっていくにつれ、祐一郎の両手も盛り上がって参りました。舞台中央に立ってるので、祐一郎の前には指揮者の西野さんがいらしゃるのです。が、陰の指揮者か!と言われかねない手の動き・・・・拍を取ってます。指揮してるようにも・・・カワイイ。

欲望に従って 解き放て 今つかめ自由を 
その手でーーーーーーーーーーーー!!!


ひいい。まだいけそうな余裕ありのロングトーーーーン。伯爵様、たっぷりざございます。もうわたくしめは一日に浴びてよい祐一郎の声許容量を越えてしまったので、倒れますから!

この辺りでは、アルフレートに掛けていた手は外し、帝劇中のお客様を大誘惑。バッタバッタと倒れる女子多数。

全然わかってない感じのアルフレートだけど、その気にだけはなっちゃってスポンジ掲げてお城のなかへ。
それを満足気に眺めてから伯爵様もお城へ。一度背中を見せて歩き出したとことで、ダダン!振り返り、おれはやったぜー!と大満足の表情で客席に目ヂカラでアピール。
もう一度歩き始めるそのお姿は、肩で風をきる勢い。堂々としていて怖いものナシの御様子です。

禅さんや泉見くん、シルビアを見てて、みなさんそれぞれ舞台の中心に立てる役者さんです。でも、これだけがばーっと持ってけちゃうのは、スゴイなぁ。どうしても脇役なのに光っちゃう、それが祐一郎~ 

Showstopperとはまさに!アナタのこと!

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