2008/11/24

『エリザベート』11/11-12 7 もう甘えん坊じゃないぞう

■デプレツィン、皇帝パレード
上手から静かにロングコートをお召しになった閣下が静かに登場してます。もちろん、シシィにちょっかい出しに来たのです。
両日とも上手よりだったので、麗しい背中をじーーーっと見てました。



ハンガリー市民のみなさんの衣装が面白いほどに民族調なのが分かりやすい場面になっています。かわいい。それに比べたら、「ミルク」のときの衣装はぜんぜんフォークロアな感じがないですね。



テロリストは何処だ!「いたぞぉ!」
いつもの閣下風の声じゃないように言おうとしているのだろうか。11日、12日ともに甲高い声でエルマーをかくまってあげる市民に化けたらしいトート閣下。
私の個人的な希望は、低い雄々しい声で叫んでほしい。



スローモーションになり、エルマーの動きを魔力でゆらゆらと押さえ込み、助けられたエルマーたちも奥へ逃げて行きましたー。ここで流れる音楽の感じ、いいですねぇ~
シシィはエーヤン!エーヤン!に酔いしれているのでそのまま前に進み出てきて、閣下が用意したびっくりプレゼントをー。長女、ゾフィーの棺。
ああ~フランツが愛おしそうに抱えて舞台の奥へ。



■エリザベートの怒り
娘を失った悲しみを表現してるのがフランツなら、それが怒りになっているのがシシィなのかも。簡単に、娘を奪っていく「死」「トート」への怒りをメラメラと燃やしてます。この闘魂あってこそ、牢獄だという世界でも生き抜こうとしたんですね。強いですね、涼風シシィ。



許さないわぁ~と憎しみをぶつけるシシィを横目に、ゆったりとそうかいそうかいと去っていく閣下。そうやって黄泉の世界に行きたいわと思わせる作戦ね?!





■闇が広がる
2006年公演のとき、甘えんぼさんか!?という面白い声でここを歌っていた祐一郎。今回はどんな感じだろうかと楽しみにして聴きました。



お、今年はアヤシイ甘えん坊さんではなくなってますね。ささやき系ではあるものの、06年よりもしっかり声を出すようにしたらしい。前の感じはどうだろうか、それは・・・と微妙だったので、ほっとしました。良いですねぇ



どっちの日だったか忘れてしまったんですが、珍しく音がズレたんですね。後でお友達から、この頃体調崩してらしたようだと聞いて、それでかなと思いました。
他のところでは、テンションしっかり確実にキープ(出力80%で余裕だなぁ)、という印象だったこともあり、納得。良くはないコンディションであっても、現場で感じさせない祐一郎さん~ さすがですっ



■退屈しのぎ、カフェ・プレイオフ
11日、カフェのシャンデリアを吊り上げるフックがきちんとなっていなかったようで、ワイアだけがするするーっと寂しく上がって行ってしまってました。おやー、で、付けてくれようって感じで切なく下へ戻ってきたところで、給仕さんたちが気づいて無事に天上に上げてもらえましたよー。上がらなかったのは初めて見たな。



市民のフリのトート閣下、再び。
閣下がカフェ奥の扉から出てきて、新聞を読んでるカフェの客の間をまっすぐに割って出てくるとこ、さすが閣下は普通の人のふりをしつつ偉そうだ。
革命家たちに計画を聞いてますが、たぶん聞いてるフリだね!ふんふん、と聞いてる顔ですが、次はどうやってシシィのところに行こうかなぁとか考えてるんですよ・・・たぶんー。



どうして客たちが素晴らしいキメキメポーズになってアピールしてくれるのか(や、キマってるしカッコいいのですが)何だかよく分からないままの私。気合を入れたのね?



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