2008/11/14

『エリザベート』11/11-12 1 祐一郎の歌は歓び~

■第一の尋問、我ら息絶えし者ども
エリザを楽しもうと思い、あまり思い出さないように日々努めていたので、いきなりルキーニが登場することも初体験のように驚く。忘れすぎだった。ジャーン!



棺が開いてぞろぞろとお出ましになるシシィ周囲の皆様。
忘れてたはずだけど、始まるとさっそくルドルフの姿を探す私。きゃーっ浦井くんだぁぁ ものすごーーく、お久しぶり!、(なんと1年10ヶ月ぶり・・・) 恐ろしいばかりに小顔だなぁ



トートダンサーたちがシュ、シュ!って踊るのもたまらなく魅惑的。もっと耽美でも良いのに~



主要キャストがそれぞれにとってのシシィを歌い継ぐとこ、なかなかルドルフのトコに来ないのでいつも待て、待て。
ママと僕は似ている/分かり合えるはずだった」のこのワンフレーズで、お目にかからない間にどれだけ浦井くんが成長したかが分かりましたよ! かなり声がしっかり出て、カラダで響いてる感じ。素晴らしい。来て良かったぁ



ルキーニがチビルドちゃんに「ひとりぼっち~♪」のキューを出すのが微笑ましい。肩車してるし、高嶋お兄ちゃんがオトナだよなあと毎回思います・・・。子役の安全とか、すごく気にしてあげてるなぁというのがいいですね。



すでにこの時点で、エリザ好きだよ!やっぱりいいよ!と心中ガッツポーズ。その面白い振り付けも大好きだし! 私も家で真似する~



■私を燃やす愛、第二の尋問、エリザベート大合唱



“黄泉の帝王、トート閣下!”



キャアアーッ(じっと黙って見つめてたけど本当は悲鳴をあげたいくらいに嬉しかったよう
ゴンドラでガタゴト降りてらっしゃるトート閣下。
実は友人から「祐一郎太ってた!」とまた聞きしてたので、ドキドキでしたが、あれれ、祐一郎さん大丈夫、すっきりなさってますー。ほっとしました。



「天使の歌は歓び・・・♪」
この声を聴いたとき、バッタンと倒れてしまいたいような衝動に駆られちまいました。息絶えし者の仲間入りしかけです。あなたの存在こそ、我がヨロコビ・・・ひれ伏しかねない勢いっす。
「ただひとつの過ちは皇后への愛だ・・・♪」
って、もう! その囁きヴォイス、省エネ歌唱? あの「皇后への愛だ~」のとこ、微妙に声が転がりますよねー、これで、もう、客席の私はコロコロ転がされちゃいましたよ。罪な男だー。



しかし、閣下は劇場全体を震わすミラクルバズーカを繰り出せることも知っているので、ここはじらされてるような気もします。それは「最後のダンス」までのお楽しみなんですよね。うう、閣下の意地悪。



ゆったりと舞台の中央でターンして、奥へ進む閣下。祐一郎は歌わなくとも立ち姿だけでも美しいのう。長髪が映えるわ。



ルキーニの高嶋さんも声が艶ありで素晴らしく出てるのに驚きつつ「エリザベート~ エリィザベィー♪」と息をつめて見つめてました。おお、美しい!
優しいかすかな笑みを口元に浮かべながら、これがオレのエリザベートだよーって手を掲げるの閣下。棺が客席に向きます。



ここの曲の終り方、もう閣下が手に入れたシシィ、どうだい!っていう見得つきで最高だ・・。そんなに威張らなくてもいいのにさー、祐一郎トートの手の動き、振り返る様に、ふるふる震えてしまいます。どうしてだろう・・・どうしても可笑しくなっちゃうんだよー。



■パパみたいに、家庭教師



いちゃつき度が高まったでしょうか。村井パパのお遊びはますます盛んなようです。



ジプシーのように♪と元気いっぱいの涼風シシィ。思ったとおり、少女時代も可愛い!乗馬、の振りが激しい乗馬っぽいのが、涼風バージョン? 相当、馬を走らせている感じだ。



パパと話しながら、「へへっ」とか「いひ」って言うのとか、ベンチでの男っぽい足の置き方(パパに直されてますね)が、シシィの核になる生命力、はつらつした感じが良く出てます。そのことにわりに無自覚なのが、また子どもらしい。



あと、側転するのかなぁと思ってたら、くるんとぺっぺと手に気合入れて回転~ わー、シシィは側転必須ですかー? ほんとにお転婆なんだなって思いますよね。
11日昼の1階席からは、静かに「おおおー」って驚く声が広がってたのがおかしかったデス。私もつい、おー、っと言ってしまったような。



■ようこそみなさま、落下



ラブリー春風さんの魅力あふれるパート。ハンケチを振りながら鼻高々に優雅に歌い踊る春風さん、大好き。ほんと優雅に動かれますー。(「ミルク」でも踊ってるって分かったときは心底驚いたもの)



今回のヘレネさんは、おどおどしたキャラになってました。うんうん、ますますシシィの輝きに陛下が惹かれたという筋がはっきりします。いい変更でした。おどおどして、汗をふいて、悪い子じゃないけど、これって感じじゃないなぁという。



2につづくー。





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