この短い場面で禅さんの魅力は発揮しきれないのはわかっているけど、でもこの人わかってるのね・・・という示唆を与えてくれますね、フランク。ただの脇役なんかじゃありませんよ、この日のキャストは全員がお役目を!果たしていたの。
■フリス&フランク
あと、フリスもですね。歌はないのですが、フランクとともに、物語の中の存在感が深まりました。
この場面が冒頭では、私が見た2回とも、「ね?ぜんぜんちがうでしょ~?」とフランクはフリスに言ってるみたいでした。
何が違うのかなぁ 質素っぽいイッヒの暮らしぶりとレベッカとの光熱費対決かしら・・・ 二人の会話、聞いてみたいわー。
■お一人・・・パークアベニュー・・・ニューヨーク!(尻上がりにウキウキ声になります)
↑書いてても分かりにくいが禅さんフランクの素直な感想吐露コーナー。
ホステスからの舞踏会の招待客が、「お一人・・・」とがっかり気味だったが、住所がアメリカ、NYと知って、イッヒの交友関係もなかなか!アメリカからのお客様とは!という感じでしょうか。
御用はコレだけですね、の「ハイー」じゃ、私は仕事に戻りますねの返事もうまい。うまい。
■歌にちょっと無理やり感が出てしまうのは、片膝つくからなのか・・・いまだ分析中。
ミュージカル脳になってしまってるので、突然歌うとか突然踊るとか言われるものでも、平気なんですけれど、フランクの歌の場面が、やや無理矢理っぽく感じられるのが残念なんですよね。どうしてそう感じるのかなぁと。
・イッヒからの反応がない。
・それまで出番がなく、フランクのキャラ設定が「管理人」だけのところに、いきなり片膝でアピールするから戸惑う。
二つの相乗効果で、フランク独り舞台・・・に見えるからじゃないかと思うんですが、いかが。
フランク目線で見れば、悩んでるイッヒに元気になってもらい、マキシムを支えてほしいというのが願いですから、多少無理してでも、あなたにはあなたのお役目が!と力説しているのは分かります。力説しすぎて嘘みたいに思えちゃうのかしら。
このフランク浮いてる感じ、というのが意図的なのかなとも思うのがー。禅さんのうまさなんだと思うのです。うーん、やっぱり唐突感も演出のうちなのかな。
イッヒの反応も、あなたはそう言ってくれるけど・・・でも「もっとも美しい人」だったね(レベッカの呪縛からは逃れられず)という態度なので、そのあたりも気の毒なフランクでした。
■でも禅フランク好きー。
初見だと、ここまでのフランクにはそんなに惹かれないかもですがー。でも禅さんの声は爽やかで血が通ってて良い。優しいから、傷ついたイッヒがヨヨヨと泣きついてもいいくらいです。片膝つかれたら、もう!私ならフランクにもっとなぐさめてもらうけどなぁ~ふふ。
世界のどんな美女よりも・・・♪ と励まされることに、微妙に納得いかない気分だけど、これって男子のほめ方なのかー。見てる人はちゃんと見てるんだよってことでもありますね。
あなた愛されてるよって言ってくれてるのにね。
あと、禅さんは敬語満載でもセリフをかまない!素晴らしいです。
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