2010/05/27

『レベッカ』5/23-3 私も駆け寄りたい!

■愛してます!って駆け寄るイッヒの力強さに、クリエ時とは違う人物像を見てました。愛に生きる子なのね・・・ 前はオトナの強引な男性に恋してる女の子、くらいに思ってましたが。



もう一度会いたいって願って、心が張り裂けそうになっている様子のイッヒ(私も泣く)。



しかし「秘書か何かで?」と聞いてしまうあたりが、この後に続く悲劇の要因だよ!君は自信なさすぎ。でも21歳じゃ仕方ないよね。
社会的な「わたし」はまだ未発達ゆえ、爪をいじいじ噛んでますが、マキシムに向けた気持ちはこの時から強いものだったのですよね。



自分の生活が変わる・・・貴族の館の女主人になることとか、まるで考えずにマキシムの胸に飛び込んだのよー。お金じゃないのよー。



それを指摘してくれてるのが、ヴァン・ホッパーさん。けっこう好きです、このキャラ。



別に意地悪じゃないんだよなー。アメリカンってことで元気いっぱい、夢も見るし現実も見る。階級を飛び越えて「わたし」自身で生きることを知っているんだと思う。それをイッヒに知って欲しかったんじゃないかなぁ



でもって、くるくる回してもらっているちひろちゃんに羨望の眼差しを送りました・・・・中腰で待ち構える祐一郎もツボです。大きい人に抱きしめてもらうってどんな感じ?安心感たっぷりよね~(いいなぁ!)



ふふふ、調子が良い艶声の祐一郎に骨抜きにされながらー、



ハッ! 



新婚旅行の後は霧のマンダレイでの対決だわー。でも、マキシム祐一郎がイッヒに望んだもの、今日はヒリヒリ痛いくらいに感じたの。



とか思いながら、フィレンツェ・・・ヴェネツィア・・・ 新婚旅行は最高に楽しいはずなのに、北上するにつれ、不穏な舞台に・・・





シルビアさん。クリエの時も素晴らしかったです。が、さらにグレードアップしまくっておられました。


ゴジラ、と人が言うのは火を吐く感じが似てるからだと思うんですが、その炎・・・青いです。シャー!!
遠くから見てると青いせいで熱くなさそうだけど、実はものすごく酸素たっぷりで熱い。じゅわーっと蒸発しそうなほどの高温かと。


私の心のなかでは「出たーっ」という歓声が一瞬沸きあがったのは確かではありますけれどー。実際はいかにも出たぁ!という感じでのダンヴァース夫人じゃなかった。
この回、すごく物語がひとつにまとまったんですね。なので、キワモノみたいに出た!っていうのじゃなかったのです。


新婚旅行から、マンダレイに新妻=レベッカの後釜を連れてくる屋敷の主人を迎える。その気持ちで「誰が来ようとも 決して認めない」と決意してるわけですねー。
ズレてるけど、実家から付いてきたメイドですから、そりゃ「認めない」って思うでしょう。迫力ある彼女のあり方が、納得できるような登場シーンとなりました。


いらっしゃらない」。


ここに到着するまでは、身分が違うと言っても使用人も連れてないただのマキシムだったのに、マンダレイでは公的なマキシムを初めて目にしてます。


モンテカルロでは、手をひらひらさせたり、くるくる回ってはしゃいでたのに!


どうしていいか分からないイッヒ。・・・出来れば21歳なんだから、もっとサポートしてあげればいいのにー。でもここはレベッカの息づく場所。彼なりのプレッシャーがあって、気が回らないのかしら。お姉さまも「弟は気難しい」っていうくらいだからなぁ


まずは、手袋。びっくりすると色々手から落とす子なのね・・・握力が足りません。


ここで初めてD夫人、イッヒを見てます。


クリエのときはもっとチェック中、チェック中と、下から上、上から下!と恐ろしい目線で見ていたのが、今回はただ見てます。濡れ鼠なイッヒに対して、特別な感情も出てこないわっていう。そのくらい、ホコリか何か?って程度に見てたように思います。


内心では、青い炎をゴウゴウ燃やしてるのかもしれません。でも、表に出さない作戦でした。


奥様のメイドも「いらっしゃらない」 これは名台詞ですよねー。私も使いこなしてみたいわ、これ。


メイドが居ないような身分なのね、とバカにしてるようにも取れます。この回のシルビアD夫人の超クールな態度だと、バカにすらしてないようでした。感情の起伏ゼロ、アナタに向ける気持ちなんか一ミリもないもんねと言いたげ?


木彫のカトレア、巨大鎌倉彫だよね・・・ イメージなんだろうけど、こんなの壁にあったら嫌だろうなと思ってしまいました。レベッカの自己愛の大きさに圧倒されますー。




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