2010/05/25

『レベッカ』5/23-2 マキシムは人間だったわ

私より少し前に初・祐一郎を観劇した友人から
言われるほどいつも私が吹き込んでいたの、ロボットみたいなのーってじゃなかったよ」との報告があったのを、信じるべきだったわ。



マイラブ祐一郎ったら、すごいですよ。どの作品でもですが、見るたびに進化しているのです。あれくらいのベテランだと、こんな感じでいいかなーってなりそうなものを! だから好きよ。



■新曲の効果、抜群。



いいですねー「♪幸せの風景
これはいい改定だったと思う。「妻になってくれ・・・何だと思った」といわれても、どこまでイッヒを思っているのか、さっぱりでした。何だって何だよ?ですよ。



それが、この曲が入ることで、全然違う! 
大音量のビッグナンバーじゃないのに、のちのちの伏線になっている点で重要な曲です。祐一郎にもこういう曲、必要よね。



荒れた土地に スミレの花が咲くように
そりゃカトレアとの対比で。清楚ながら美しい花です。



決して尋ねない 訊かない この私の過去など
突発的な事故だったとしても、隠蔽したのでなかったことにしたいくらいだし。



素顔のまま ありのまま・・・噂や嘘 疑いなど 知らぬ瞳♪
上流階級社会の噂、嘘。



イッヒと居ると、レベッカとのことが無かったこととして再スタートできるんじゃないか、という淡い期待を抱いているマキシムの心情が良く伝わります。肩書きから逃れて、ただ一人の男として居たいというー。切実!



君が愛しい♪
キャーー!! これを聞きたかったのよ! 



やっぱり台本が男性だからかしらね? プロポーズ=愛してる、とは言い切れないもの。きちんと「愛してる」とか言ってほしいのが乙女心です。
ま、これはイッヒに直接言ってないですが、客席の乙女=私、は満足。


静かに愛しさこみ上げて、さりげなくキスっていうのも流れが良くなりました。この曲に助演賞とか差し上げたいくらいだなぁ。


■だから、プロポーズした。
そう、マキシムにとっては希望の光だったのが、急に「明日NYへ発つ」と泣きながら話すイッヒを見て、手放したくないって思ったのですよね。


「NYかマンダレイか」 オトナの照れ隠しか。このセリフ。偉そうに「選びなさい」とか言いながら、内心では愛してくれてるよねってドキドキしてたんじゃないかなって思いました。


クリエのときには、プロポーズするのに偉そう・・・マキシムの気持ちが分からなかったけ、イッヒと幸せになりたいって思ったのねと素直に感じられたのでした。


■セリフが普通っぽいよ。


自分のことは自分でせよ」が(細かくてゴメンね)、クリエ時は強調気味に言ってました。今回、すごく普通に言ってたんですよ。
他のセリフでも、非常にナチュラルな会話としてセリフを言ってました。動きもかなりナチュラルで。


何があったのー?


ミセス・ヴァン・ホッパーに「ボン・ボヤージュ!」って言うのは、これナチュラルに言うのは至難の業でしょうけれど、他はおおむねナチュラル祐一郎だったのでした。


わぁあ


その分、良いお声で。私、めろめろでしたよ・・・ひー、助けてーっ。


何度も書いてますが、私は祐一郎さんと電話でお話してみたいんですよね。そもそも声フェチで。良い声の方が静かに話している、というのに弱い。至福の時でありました。


■でもこれは非・ナチュラル。


イッヒのスケッチを覗こうとして「まだ見ないで!」って言われた後の、あれ。右手を目の横でひらひらさせながら後退していく、あれ。


何があったのー?


分析・・・はい。 あの貴族のマキシムがこんなことしちゃうくらい、イッヒと過ごすことに浮かれていると言いたいのです。そうに違いないわ。


そんなマキシムが、愛おしい~!



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