2010/03/17

『噂のモーガン夫妻』

2009年 DID YOU HEAR ABOUT THE MORGANS?



マーク・ローレンス/監督
ヒュー・グラント サラ・ジェシカ・パーカー 
サム・エリオット メアリー・スティーンバージェン



☆☆☆



楽しいラブコメのふりをして、夫婦の危機に関しては非常に身近で実感度が高い。
でも、この実感度は、ある程度オトナじゃないとグッと来ないでしょう。私にはグイグイ来ました。



ローレンス監督は『ラブソングができるまで』でも、わがヒュー・グラントを可愛そうな男にしてくれてましたが、ヒュー・グラントがやると惨めじゃない!普通の50歳にはできない軽さが魅力だもの。



だけど、証人保護のためど田舎に隠れるという設定が必要だったのか・・・派手な舞台装置がないほうが、良いのに。
夫婦のやりとりだけが肝の映画なので、その普通の「離婚危機」問題との関係がいまいちでした。



そうでもしないと、NYっ子はど田舎に行かないのかもしれないし、満天の星空の下じゃないと新婚当時を思い出したりできないのかもしれんが。殺人事件を目撃の設定は、消化不足でした。もっとうまく離婚危機とリンクできなかったのかのう。



NYのサラジェシカから、キャリー(SATC)を追い出すのが大変です。キャリーよりは会社経営者で、より家族を大事にする雰囲気がありましたけれど、どうしてあんなに、キイキイうるさいんでしょう。あれはアメリカンの標準ですか?
だけど可愛かったですよ。キャリア・ウーマンっていうよりガール♪でした。



ヒュー・グラントの魅力、不十分。
もっともっと、キュートガイなのに!! 監督~!! 眉を八の字にした困った顔の連発では、私まで困った顔になりそうでした。



あと、ダサいアメリカンカジュアル服をダサく着てました。きっとワザとだろう(だよね・・・)
冒頭でのスーツ姿は、目の保養です。よくお似合いです。



コメディの点では、ヒューの言動に笑いの女神が。けっこうぶぶっと笑って見れます。へっぴり腰だけど、最後の勇気には拍手です。心意気やよし!で、夫婦も円満でよかったね。



出演者のファン以外は、DVDでよいかと思います。私もタダ券で観たので心穏やか。



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