2008/01/19

『陰日向に咲く』

平川雄一朗監督 129分 2008年 公式HP



岡田准一 宮崎あおい 伊藤淳史 平山あや 緒川たまき 
塚本高史 西田敏行 三浦友和



☆☆☆



原作は未読。上演時間、2時間9分。ちょっと間延びしてました。悲しそうな切ない曲が流れて「母さん!」って叫んだら、泣くでしょ? ああ、泣いちゃうよ。という感じの涙が出た。この私の涙は条件反射に近いような気が・・・ 悪くないけど、とても良いってほどでも。



大悪人は出てこなくて、全体的にぬるくて、最後はみんな、あともう一歩を踏み出していく。雨のあとの青空みたいに。よかったねぇ~



岡田くんと宮崎あおいちゃんの2人が中心になって進行、と言うわけでどちらかのファンはとても楽しめます。私としては、岡田くんじゃなかったら辛かったかもなぁと思ったり。
岡田くんの顔って濃いけど、整ってるなぁ、まつげがきれいに並んでるなぁ、とか。あおいちゃんは細すぎるわ!とか。そんなことを考えてました。



岡田くんはギャンブルで作った借金あり、会社の上司からも母親が死んだとき以来疎遠になってる父親からも借りてます。でもやめられない。いい子だけど、情けない。しっかりしなよ!と言いたくなります。



宮崎あおいちゃん、母親の初恋の人「雷太」を探してる弁護士役。雷太を探し当てたときの反応が、あまりに自然で何もかも受け入れちゃった表情なのは、不満。よっぽどオトナなのね。母がずっと思ってた人だからってだけで、全部受け入れられるものでしょうか。ぬるいです。



それぞれキャストが良かったです。



西田敏行、もう登場するだけで可笑しいですー。ホームレスの役で、ヒドイ格好でした。しなくていいのに、真夏のかぴかぴなホームレスのおじさんのかほりを想像してしまい、観ながら悶絶。くさいに違いない。



三浦友和、いつの間にか中年男の闇をかかえた表情になりましたよね。ふふふ。
何もかもを捨ててホームレスになろうかと思い、会社を休んで練習みたいにホームレスのなかに入る時。ヘンなカツラを被って変装してました、そしたら!妙に古田新太に見えました!衝撃~ 三浦友和さんと古田新太・・・? 背格好が似た感じに思えたせいかしら。びくりした。



おじさま2人が、しっかり固めてくれたのが良かったんでしょう。ぬるいながらも、人生の重みを見せてくれました。



緒川たまきちゃん、10年来、地道にファン。ストリッパーの役というのでそりゃぁ楽しみにしてました。しかし脱ぐわけじゃなかったのね。



塚本高史、こちらもきれいな顔だなぁ いつものように唇が赤く映ってなかったです。アキバで働く男の役ですが、やたらと清潔感のただようアイドルオタクでした。



伊藤淳史、これまたしょうもない男。年をとるごとに、ますますしょうもなくなった感があります。人間、そんなに変われないってこと?



¥1.000なら出しても暴れないくらい(岡田くんが意外と気に入っているらしいです)。
試写会でなおよかった。











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