■エリザベート
♪私だけに(エリザベート:一路真輝)
何度も見ていたからでしょうか。一路さんって歌い方にクセがあって、少し苦手に思ってたのですが、他のキャストに変わって比較できるようになると、あれれ? 意外と、私、好きだったのでした。
真面目さとか意思の強硬なところがあっても、中がとても繊細な雰囲気があって、一路シシィも良かった・・・ 完全にシシィスイッチがあるって感じの堂々たる歌いっぷりです。
久しぶりに拝見できて嬉しいっす。声も力強くでていて、さすがの貫禄でした。
♪ミルク(ルキーニ:山崎育三郎/アンサンブル)
いやこれは、若い子に言われると腹立つわ&可愛いわ、という育三郎のルキーニでした。
妙にいろっぽく、ざいこなーし・・・と登場。
からかってるような仕草と声、やるなぁ育三郎!
2010年は、今さんルキだった(このときの観劇メモはこちら)と思い出しつつ、軽やかにきらきらと歌ういっくんがまぶしい。
クリエの舞台が狭いこともあって、本公演のようなダンスではなかったものの、面白い振り付けがついてました。
うーむ、それにしてもこんな印象深い曲を繰りだすリーヴァイさん、すごいわね。哀愁がほのかにただよう曲調とか、盛り上げ方が手が込んでで、感激指数がぐいぐいあがるー。
♪私が踊る時(エリザベート:一路真輝/トート:山口祐一郎)
祐一郎~! ものすっごく活き活きしてました。分かりやすいお方よ。一路さんを見つめる目が、いたずらっ子みたいだった。よし、やったる! ってこと?
ほんっとに勝ち誇った顔の一路シシィ、それを包み込む眼差しで受け止めてるトート閣下。うぉぉー、いきなり『エリザ』観にいきたい気分、がーっと出てきました。
私の脳内では、三色のドレスを着て馬車の前で自信満々なシシィが見えます~<邪魔しないで!>の言い方が、素晴らしく高慢ちきでした。いいわー。
俺だけが自由を与えることができる・・・
どんなに強く拒んで見せても いつか俺を求める
手をとって 俺と踊るんだ 俺が望むときに 好きな音楽で
ジャーン!
歌い終わった二人、反目しあう恋人たちって感じではなく。むしろ競争していい試合だったなと互いをたたえ合ってる風。体育会系にみえました。さらに言えば、祐一郎のほうがとてもとても嬉しい&楽しそうに大満足の表情でした。
はぁ~ 1幕とは別人のような溌剌としたお声で、ドカーンと歌ってくれました祐一郎・・・そんなにコンサート形式が苦手か!(得意じゃないように見えまする)
この曲って、天下を取った気分のシシィと、それをやさしく見守るトート閣下という、乙女の夢な関係だよねぇ~ こんなにイケイケの女、思い上がるなって捨てられちゃいそうなのに。閣下はそれもOKで、待っててくれると言ってくれてるんだものー。いやーん。
そういえば、微動だにしないマイクを持つ手、というのが2010年での驚き発見だったけれど、今年はそれほど感じなかったわ。私の目が慣れてしまったから? 今年はわりと動きをつけてたような・・・・気のせいかしら。これはDVDで確認。
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