2012/03/14

『M.クンツェ&S.リーヴァイの世界 2nd Season』-4 はみ出る人が好き

♪神よ、なぜ許される(コロレド大司教:山口祐一郎)



ジャー、ジャーン! ああ、この音を聞くとテンションが上がるわ! ダースベイダーのテーマくらいわくわくするぅ



頑張りすぎてたかもしれません。サービス満点な
おろかな男が作りっ だっ すっ!」であった。わなわなと。ふひー、息するの忘れるわ。祐一郎、大丈夫かな?



吹っ切れたのか? 馴染んだのか?
ともかく、前半でのいまいち感は消えてまして、元気に歌うぞって感じで出だしからいい調子で入ってました。
舞台とは違って、ストーリーとは切り離して、歌重視だったかな。前回のミューコン時の衝撃よりはマイルドだったけど、祐一郎ありがとう~



パトリックのロングトーン、果てしなく続きそうなくらいにすごかったので、歌手もアスリートなんだなぁとつくづく思いました。筋肉とか、肺活量とか。



祐一郎にしか歌えないものがあるし、声の大きさだけが魅力ではないのですけれども。



代名詞って感じでもある部分なので、高音も明るく響くパトリックと一緒に聞くと比較してしまうのでした。ちょっと寂しいような気分になるが、いろんな年代にしか出せない音があるんですよね。


で、いくら丈が長めとはいえ、ある程度普通の格好した状態で、ライトがまぶしい天井に向かって(神さまがいる)きりりと視線を向けて、上から目線の歌を歌うのは、受け取るほうもなかなか大変でした。
私めの修行不足で。どうしても、真剣な表情と、クリエの会場とのギャップが埋められなくて、聞き入りつつ、笑っちゃうよう、へんてこな気分のまま聞いてしまった・・・ 好きなのに、どうしてつい茶化したくなっちゃうんだろう。ごめんよー。


このはみ出ちゃう感じが、祐一郎はいいのよねぇ 調和してないとかじゃないの。不器用そうなところが、応援したくなるのだわー。


音楽のぉ~ まぁあ~じゅううう~つうう~♪


肺活量がドイツ人青年よりコンパクトだったとしても、祐一郎の素敵さは変わらないわ! この声は他の誰も出せないもの。


♪影を逃れて(ヴォルフガング:山崎育三郎/アンサンブル)


この曲が色っぽい曲だって理解したのは、育三郎ヴォルフのお陰なのでした。


死ぬのは怖くない自由に生きられたら 生命のある限り 求め続ける
たおやかなシンフォニー 女の肌のように  響きのヒダに触れて 僕は 震える


この歌詞を芳雄くんが歌うと、ぜんぜん違うものに聞こえてたなー。芳雄くんは、薄い刃物みたいな自分の才能に切っ先を向けられているような緊迫感が強かったか。


父から見たヴォルフはずーっと子供のままだけど、ヴォルフはしっかり成長して、音楽と女性とワインの味わいを同じテーブルに載せていたのねー。官能のヨロコビといいますか。


ヴォルフが音楽に対してどういう気持ちがあったのか、想像の余地が広がる歌の表現で、この点では育三郎ヴォルフに軍配を上げたいところ。


オトナの男の立場から、それでもなお自由になりたい!と叫んでいるの。


いっくん、ソツなくこなしてるように見えるけれど、もしかして化けるかもしれないなぁと期待してます。笑顔で壊れてる怖い役とか、やってほしい。声に色気があるわ・・・


■たらら、たらら~レベッカーーッ
武岡さんの『レベッカ』口ずさみでした・・・ たらら、レベッカーーッ!




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