2010/01/29

『パイレート・クィーン』想像力もそこそこにしたい

事前にかなり《祐一郎を観て笑劇であった》という話を聞いてたので、うぉーコレのことか!と、肩を震わせつつ楽しくマイラブ祐一郎を見守ってました。そして、1幕終わり。



それにしても、キーヨの真剣なダンスには胸打たれました! 
目じりがきゅっと上がったコワモテメイクだったのですが、披露宴でのダンスシーンでは、どんどん目が真剣になってて、一体どこを見てるの??というくらいの集中度。懸命さがステキです! ドスドスと重そうなステップも貫禄があって良いわー。



■客に股を見せなくてもよいでしょう。
PQがグレイスの、ザ・細腕繁盛記だとしても、私=客席に向かってグレイスが股を開く必要なしです!



他の演出(祐一郎の笑顔とか、笑顔とか・・・・もしかしたら演出外の笑顔かもしれないけど)は、お好みでと言えますが、ここだけは不快でした。 







ヨコを向いてても、船上では男たちがまだかまだかと待ってるのですから、どんなニブチンであろうとも、グレイスが船内出産したんだなってことは分かりますって。


1幕を観てる限り、リアリティ追求ドラマじゃなかったようなので、配慮いただきたかったわ。男性は気にならないもの?


1幕を観終わった段階で、前半の祐一郎ショック(くどいけど、けなしてるんじゃないのです。ただただ、何故か笑劇で)がありつつも、キーヨの死の場面がきれいだったこともありましたので、まぁまぁいい感じじゃないかなぁと思っていたの。でもここでやっぱりダメかも・・・と気持ちが落ちた。残念。ホントにグレイスをヒロインにした舞台なのか疑問が湧きまくり。


■じっと佇むティアナンはステキ!
グレイスがアラレもない格好で出産に臨んでいるとき、我らが祐一郎・ティアナンはじっとじっとその時を待ってました。腕を組んで、片足をちょっとずらして~っ


カッコいい!!


もう、1幕の笑劇は起こらないのねー(と、思ったけど・・・違った)。やっぱりカッコいい!これが観たかった海賊女王の恋人らしき姿です。この場面、永遠に脳内プリントでした。


そして、息子だと聞いた途端の騒ぎ。まぁしょうがないけど、息子で嬉しいかい?そうかいそうかい。
ティアナンはと言えば、子供が男子だったことよりもグレイスが無事に出産を終えたことを感謝しているようでした。ピュアラブ~


■想像力もほどほどに。
物語には関係ないし、そんなの想像しなくて構わない余計な情報だったんですけれど。私の女子の端くれにて、出産後に女性がどういう状態かって少しは知識があるのね。りゅうけつー。ゴメンよ。


立ち回りしてるグレイスを観ていて、母は強し、とか、気丈な、とか、そんな賞賛をしたくても、私のお腹まで痛くなるようでした。私の想像力、働きすぎだ。


痛かったな。でも、だからこそドーナルへの怒りはすごく共感したよ! ホント、まさにロクデナシです。


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