今日、千秋楽でしたね。
私の見る目のせいなのか、いやキャストの成長のせいか爆発的な勢いよりも、良い感じの緊張感のなかに遊べる余裕を感じた公演でした。
マクヒースについては後にして(ただデヘヘーっと観てただけだ)、
公演後半の日程にしたのは「橋本ピーチャム」「原田フィルチ」を観たかったから♪
■意外にも、橋本ピーチャムがかなりクール!
経済に手を染めるヤクザ、って感じすか。
悪意を越えて経済活動に正直なキャラ。驚きなのは遠目にはお兄ちゃん(高嶋政宏)ピーチャムと見分けがつかないのに、動くとさわやかにさえ・・・見えました。どういうことーっ 微妙なヒゲの濃さの違いかしら・・・違う?
確かに、お兄ちゃんの後のキャストの方は苦労しそうです(その点では、高嶋越えだった『MA』のオルレアン公、綜馬さんがますます恐ろしいわけですよ!)。
お兄ちゃんとの差は、やはりクール!というトコで。
ちなみに初演で観た高嶋ピーチャムは、ビジネスマンじゃなくて盗賊の元締め、の雰囲気が強かったです。
女房の扱いは悪魔並み! の両手万歳の悪魔サイン(人差し指と小指だけ出すの)を見た瞬間に、L-O-V-E-!と叫びましたねー。きゃー、キューティ♪
もちろん、ツギハギのブラックロングコートには当然のように反応し、最初の登場シーンではぶるぶると感激。お兄ちゃんは汗のにおいしちゃう?と思ったけど(役柄でですよ)、橋本ピーチャムはもしかしたらよい香りしそうな気さえしました。あ、でもこういう商売で儲けるにはしまり屋さんかも知れない。
当初は意図しなかっただろうキャスト変更、作者のトムがピーチャムを演じることで、よりピーチャムの存在感が高まった感じでした。トムの考えを代弁してるというのがすんなり理解しやすいです。
さらに、そのせいでマクヒースが主人公だと思ってたけど、主役の主役というよりは、マクヒースをめぐる群像劇のようにすら感じたのでした。おおー、私も成長した?
とはいえ、役が増えてしまったさとしさん、かなり忙しそうでした。1番楽しそうなのが初演と同じ役の宿屋のバーの兄ちゃん役かなぁ? 笑ってもらえるし。ジンジン・・・♪
1幕はとにかくピーチャムが語り倒してたんだって、今回やっと分かりましたヨ。
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