2008/03/09

『バンテージ・ポイント』

原題:VANTAGE POINT 2008年 アメリカ 90分



☆☆☆



試写で鑑賞。面白いといえば面白いのだけど、それで?というか。お金がかかってる2時間ドラマかしら。奥深さはナシ。気持ちよいくらいに、ナシ。



クレジットで密かに楽しみにしてたのは、大統領役のウィリアム・ハート。美男子ではないのに、どこからともなく色気がわいてます。映画の『蜘蛛女のキス』でモリーナ演じてましたね。最近どうだっけ、と思って見たら、いい感じで枯れたなぁという感じ。
シガニー・ウィーバーが出てて小さく驚いたり。



対テロの首脳会談に出席し、スペインのサラマンカでスピーチを始めた大統領に銃弾が。犯人は誰か? 居合わせた、テレビクルー、シークレット・サービスのバーンズ(デニス・クエイド)、スペインの警察官、観光で訪れたアメリカ人、テロリストのリーダー男、女、弱みを握られている男・・・8人の視点から15分のドラマを描く。



大統領が暗殺され、爆弾が爆発するところを、時間を巻き戻して、各者の視点で繰り返し見ていくというもの。
一応、びっくりの事実があります。私は素直な子なので「おおー」と驚きました。面白い仕掛けでした。



カーチェイスが長々と続き、これが1番見ごたえがあります。



テロで無辜の人が巻き添えになる悲劇とか、そんなのどうでもいいのです。久々に人間ドラマなんか適当でいい、アクション(今回はカー・アクション)だけでイケイケだ!というハリウッド的な映画でした。



デニス・クエイドのことがむちゃくちゃ好きだとか、カー・チェイスに興味ありとか、それ以外の方は1000円の日に見ると良いかと思います。
だって90分しかないんですよ、もう、人間ドラマ?そんなもの捨て置け、の尺ですね。息もつかせず次々と展開していくので、ドカンドカン、楽しければいいならオススメします。







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