2008/03/25

『魔法にかけられて』

原題:ENCHANTED 2007年 108分



☆☆☆☆☆



☆5個は大盤振る舞いかもしれないが、楽しかったから~♪



ディズニーが「ディズニー・プリンセスのお約束」をいじってるというので、皮肉っぽいのかなぁ?と思ったら、とんでもなかった・・・ 



さすがディズニー、余裕をもっていじりつつも、最後には、愛・至上主義に貫かれたディズニーらしさ満点の楽しい夢の映画でしたぁ
相手が子持ちだとか、プリンセスが仕事を持つことになるとか、そのへんは現代風を入れてますが、もうとにかくキラキラのロマンティック・ラブでしたよー!



ふつうの恋愛映画には厳しいのに、どうしてディズニーのような決まりきった展開だと心を許してしまうのか。それは「夢」だからかもですね。ふふ。



配役もよかった。
ジゼル役のエイミー・アダムス。素敵な歌声、しかもダンスがきれい。わざとらしさを越えた、素直にプリンセスな感じでした。
ロバート役、パトリック・デンプシー。おー、優しそうなパパ。困ったとか言いながら、早い段階でジゼルの魅力にまいってました。わりと好み~



前に見たミュージカル『Into the woods』をちらと思い出しました。エドワード王子。
あれは、プリンス・チャーミングも大変なんだぜっていうのが可笑しかったんですが、この映画の王子は王子たる自分に疑念は持ってないようでした。輝く王子スマイルがたまらんです、『ヘアスプレー』の司会者:コーニー役もしてましたね。歌声が良い。
お笑い担当ながら、素敵さを失わずにほんのりバカ王子っぽさも出す、微妙なさじ加減が良かったですヨ。



あとスーザン・サランドンが! アニメ時の女王よりも怖くて美しい。楽しんで演じてるようです。エンパイアに上る姿はキング・コング。



娘モーガン役の子がこれまたかわいいの!ぷくぷくした顔~ 女の子らしく、プリンセスに憧れてるらしい。



お約束
動物たちが合唱して話すとか、嬉しいとき、悲しいときは歌を歌うとか、プリンスとプリンセスは喜怒哀楽の「怒る」が抜けてるとか。怒らないんだっけ?



でも、突然歌いだすとか、そんなの平気だけどな。踊っちゃうとかも、平気だしな。心の中ではよくやってるしー



ジゼルがNYにやってきて、↑お約束された枠から、自分で感じる感情、行動を手にする段階がしっかり描かれます。ぽわんとしたお姫様が、どんどん行動的に、素敵になっていきます。今の女性の向かうべき姿のひとつ、ってことですか。



王子とナンシー、恋の敗者。あっという間にお互いのフィアンセにふられたのに、それでいいのかー? というあたり、夢の国でした。いい人すぎー。



ゴッキーのダンス
夢の国の動物フレンズたちは色とりどりで可愛らしかったけど、リアルNYでは色が・・・というか、ネズミとゴッキー・・・ギャーッ! 
ネズミは許容できても、ゴッキーに風呂掃除はしてもらいたくないよう~ 山盛りになって歌って踊ってました! ひぃぃ



ピップ
ジゼルのお友達リス。リアル世界では言葉は話せなくなっちゃいます。が、百面相ばりに頑張って王子に危機を知らせようと。かわいい。がっくり、の姿が特にかわいい。



音楽♪
アラン・メンケン&スティーブン・シュワルツ。このコンビにかかれば、何も言うことナシです。耳に残って、ロマンティック。デュエットの大曲があると嬉しいのに。



冒頭、アニメのときに王子とジゼルがひと目あっただけで、明日は結婚式だ!と愛の歌を・・・ここがデュエットかしら。いい歌だけど!目が会っただけじゃ結婚はしないよな・・・という気持ちで見てるので、わりとバカにしつつ見てるとこなので、私の気分が盛り上がりきれなかったの。





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