原題:ENCHANTED 2007年 108分
☆☆☆☆☆
☆5個は大盤振る舞いかもしれないが、楽しかったから~♪
ディズニーが「ディズニー・プリンセスのお約束」をいじってるというので、皮肉っぽいのかなぁ?と思ったら、とんでもなかった・・・
さすがディズニー、余裕をもっていじりつつも、最後には、愛・至上主義に貫かれたディズニーらしさ満点の楽しい夢の映画でしたぁ
相手が子持ちだとか、プリンセスが仕事を持つことになるとか、そのへんは現代風を入れてますが、もうとにかくキラキラのロマンティック・ラブでしたよー!
ふつうの恋愛映画には厳しいのに、どうしてディズニーのような決まりきった展開だと心を許してしまうのか。それは「夢」だからかもですね。ふふ。
■配役もよかった。
ジゼル役のエイミー・アダムス。素敵な歌声、しかもダンスがきれい。わざとらしさを越えた、素直にプリンセスな感じでした。
ロバート役、パトリック・デンプシー。おー、優しそうなパパ。困ったとか言いながら、早い段階でジゼルの魅力にまいってました。わりと好み~
前に見たミュージカル『Into the woods』をちらと思い出しました。エドワード王子。
あれは、プリンス・チャーミングも大変なんだぜっていうのが可笑しかったんですが、この映画の王子は王子たる自分に疑念は持ってないようでした。輝く王子スマイルがたまらんです、『ヘアスプレー』の司会者:コーニー役もしてましたね。歌声が良い。
お笑い担当ながら、素敵さを失わずにほんのりバカ王子っぽさも出す、微妙なさじ加減が良かったですヨ。
あとスーザン・サランドンが! アニメ時の女王よりも怖くて美しい。楽しんで演じてるようです。エンパイアに上る姿はキング・コング。
娘モーガン役の子がこれまたかわいいの!ぷくぷくした顔~ 女の子らしく、プリンセスに憧れてるらしい。
■お約束
動物たちが合唱して話すとか、嬉しいとき、悲しいときは歌を歌うとか、プリンスとプリンセスは喜怒哀楽の「怒る」が抜けてるとか。怒らないんだっけ?
(でも、突然歌いだすとか、そんなの平気だけどな。踊っちゃうとかも、平気だしな。心の中ではよくやってるしー)
ジゼルがNYにやってきて、↑お約束された枠から、自分で感じる感情、行動を手にする段階がしっかり描かれます。ぽわんとしたお姫様が、どんどん行動的に、素敵になっていきます。今の女性の向かうべき姿のひとつ、ってことですか。
王子とナンシー、恋の敗者。あっという間にお互いのフィアンセにふられたのに、それでいいのかー? というあたり、夢の国でした。いい人すぎー。
■ゴッキーのダンス
夢の国の動物フレンズたちは色とりどりで可愛らしかったけど、リアルNYでは色が・・・というか、ネズミとゴッキー・・・ギャーッ!
ネズミは許容できても、ゴッキーに風呂掃除はしてもらいたくないよう~ 山盛りになって歌って踊ってました! ひぃぃ
■ピップ
ジゼルのお友達リス。リアル世界では言葉は話せなくなっちゃいます。が、百面相ばりに頑張って王子に危機を知らせようと。かわいい。がっくり、の姿が特にかわいい。
■音楽♪
アラン・メンケン&スティーブン・シュワルツ。このコンビにかかれば、何も言うことナシです。耳に残って、ロマンティック。デュエットの大曲があると嬉しいのに。
冒頭、アニメのときに王子とジゼルがひと目あっただけで、明日は結婚式だ!と愛の歌を・・・ここがデュエットかしら。いい歌だけど!目が会っただけじゃ結婚はしないよな・・・という気持ちで見てるので、わりとバカにしつつ見てるとこなので、私の気分が盛り上がりきれなかったの。
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