2005/08/03

コスプレ☆の威力

今日は薪能を観ました。台東区の文化行事で、浅草寺裏手の境内で行われます。



で、これを逃すと今年は浴衣を着ないまま終わる!ということで、オットと二人で着て行きました。観終わって浅草寺の写真なんかを撮ってたら、観光客(聞いたら韓国から)に写真撮ってと頼まれたのでした。あ、いいですよ、撮りましょうというと、いや一緒に撮りたいってことで・・・。おー、見ず知らずの人の思い出に二人して映ってしまいました。私もそういうことをする旅行者なので、ヘンな感じでした。民族衣装バンザイ! いつか海外も着物で歩きたいなぁ まずは名古屋帯で練習しなくては。



「田村」 坂上田村麿の信仰と武勲を表現。修羅能のなかでも珍しい勝ち戦で、めでたいんだそうです。田村麿の衣装が、さすが武勲をたてた武士。衣装の金色はまばゆく、面も凛々しいし、くるっと空中回転までする荒々しさ。カッコよいです。



「樋(ひ)の酒」 狂言。主人が、酒好きの太郎冠者・次郎冠者を隣り合った蔵にそれぞれ閉じ込め、これでひと安心と出かけるが・・・(次郎冠者の蔵には酒がある。主人は彼が下戸だと思い込んでいる) 酒に目がない二人が、蔵の窓に樋を渡してうまい酒を飲んでしまうという話。発声が分かりやすく、楽しく観ました。狂言って食べ物がらみが多い? 意外とあしらい上手に主人を笑い飛ばしているあたり、庶民だよなぁ



「胡蝶」 胡蝶の精が旅の僧の前にあらわれ、様々な花と戯れることができるが、春早々に咲く梅の花とだけは縁が薄いといい、僧に成仏させてほしいと頼む。これはとっても優雅で美しかったです。梅の花と戯れるようになったと歓び舞うところでは、衣装が水色の着物にオレンジ色の上着をさらに重ね、頭には蝶モチーフの冠をつけます。けっこう背の高い方でしたが、妖精に見えるんだから面白いです。



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