2011/10/16

『三銃士』-16 我が心 氷にあらず。栄光あれ!

ラ・ロシェルにおいて、ミレディとの会話。やーん、やーん、いい声すぎるー。



アハハハハ・・・ダルタニャンはどうなった? 余裕たっぷりの笑い声、余裕たっぷりの態度、素敵でございました。



枢機卿の赤い法衣・・・この赤、血の赤。←非常にうっとりしたセリフだったもよう、メモの字が激しかった。祐一郎の赤い法衣は、もうユニフォームみたい。体の一部のようにしっくりと似合います。こんな大仰な服やセリフが説得力満タンで言える方は、そんなにいませんよー。
だいたい「芝居がかってる」って思ってしまうでしょ? ふふ、祐一郎の場合は芝居がかってると思う必要はありません、全てが大きい方だもの。それでいいのだもの。帝劇サイズの演技だものー。おほほほ。



でも、このあとの「我が心 氷にあらず」で踊ったり、絶叫したりするなんて思いもしなかったんだよ。ささやき声から、絶叫、朗々とした歌まで、非常に祐一郎の魅力を堪能できる曲でござった。



鐘の音が静かに鳴り始めて、祐一郎の心象風景スイッチオン。ラ・ロシェルに居る意味を思い巡らせているようです。暗闇の奥から静かな祈りの声が聞こえてきて、
我らはひとつ、アーメン♪



もう、このアーメン♪の声だけで、涙が出そう! 良く分からないけど、お祈りポーズしながら聞きたい! 荘厳な雰囲気で、期待が高まりました。期待以上でしたねー。



殺せば殺す程/敵の血で染める大地、などという物騒な歌詞ながら、祐一郎の声は甘めな美声トーンで歌い始めてました。オケも賛美歌っぽい落ち着いたメロディなので、ギャップがコワイ。
徐々にテンポアップ、テンションアップしていく歌詞とオケ、そして声。それにつれて、甘め美声テイストがなくなり、緊張感が強い雰囲気の声に。きびきび系というのか。
歌詞がキツキツに入っていて、歌うのが大変そう。ワタシなら噛むわ・・・私が見た2回とも、きっちり歌ってました。素晴らしい。


カチンカチンと金属の音(打楽器なんだけど、何かは分からなかった。カチンカチンって聞こえたので)が入ってきて、


グ・ロ・リ・ア、栄光あれ!


祐一郎が踊ったー! ぎゃー。踊ったっていうかー、面白い動きしてる!


ジャジャン! お面部隊がやってきては、カトリックvs.プロテスタントが禍々しく動き、闘っているような感じ。あ、枢機卿閣下はそれを動かしているのですね!指揮者っぽいです! 右に左、あっちも、こっちも思いのままに操ってるゾー、っと、そんな感じ? 腰を落として、少し狂乱風にも見える。おぐしも乱れ気味。


意外と激しい動きにドキドキしてるところに、祐一郎の絶叫がかぶってきたー。
異端者に死の苦しみをーー!
あれですよ、カテコで叫ぶときみたいでした。「あーりがとーございまーーす!」みたいなのです。


私は責任を果たーーす!
しばらく、マイブームだったわぁ、これ。楽しそうだったな。


最後の審判の時だーっ だぞー! かなぁ ちょっと聞き取れなかったけど、ぎゃーっと叫んだ枢機卿、うはー、意外とすごいソロがあるのね、脱力・・・


でもって、最後はふと我に返ったように静かで曲調に戻って、主よ、支え給え~♪


アーーーーアァメン♪ (でた! 祐一郎の小さめバズーカ。小型だったけど、しっかりシメましたっ)
何事もなかったみたいな顔して終わったわ。心が氷ではない、って分かったよ。真っ赤な血潮が燃えまくってるんだね。重圧も肩にのしかかってると。この場面までは、単なる政治権力を欲してる男でしたが、この歌で、宗教的に世界を席巻したいという熱い気持ちがわかりました。神様も迷惑じゃろう・・・ 宗教戦争って熱いよなぁ


歌いにくそうな前半の歌詞がつまったところも、ロボットな動きをしながら歌いこなしておられました。長い両手をばーっと広げたりして、激しい祐一郎さまであった。


だがしかし、激しい祐一郎はこれで終わりじゃなかったんですねー。いやもう、びっくりです。


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