2009/12/23

『パイレート・クィーン』女って、可愛げもあったほうがいい

上手側にあるマストに数段登って、望遠鏡で襲う価値をチェックしてるティアナン。



と同時に下手側にある大きい方のマストにぐんぐん上って、ロープでターザンみたいに降りてくるグレイス。



男よりも素早い♪と言うように、このシーン誰よりも高いところに上ってます。
ただ、びょーんと降りてくる姿が、あまり勇ましくないのでこの点は改良して欲しい。ピーターパンみたいに自由自在にロープくらいこなしてね~



女は降りろ~っ君も女だ っと、若造のくせにティアナン祐一郎は声を掛けてました。何だ何だ、偉そうだなぁ



「女は降りろ~」は歌うかのように響いてましたけど、
「君も女だ」はステキ声でしたー!!



キャー!



ただ普段から「女は」と言われると頭に血が上るタイプなので、このセリフを聞くと祐一郎も憎らしく見えますヨ。グレイスも同じように思ったのだろうか。と思っているとバッチリな歌になりました。


船上にはティアナンとグレイスだけが残って、木箱に座りながら「女だからって乗れないのはいやだ」なんて、青春トークの二人です。
祐一郎ティアナン、いちおうヨシヨシって顔して聞いてあげようという態度。足ぶらーんと前に出してみたり、青春的しぐさは忘れません。


■「女って♪」


男には許されて 女には閉ざされる
潮風は呼んでるのに この思い縛られて・・・♪


歌詞はよく分かります。船に女性は乗せませんよね。体力もないし、女は家を守るって感じの風潮だったのでしょう。


だけど保坂さんの歌、乙女じゃないのだ。
これは夢も希望もある青春時代のはずだけど、相当にいろいろ知ってそうな雰囲気が出ちゃってるのー。最初のソロで、きっちり歌って見事なんですが、それだけに《可愛げがない》ような。隙なし。


それと、私にとっては恋敵あ、違いますよネ。だけどさー、私にとっては仮想敵なんですよ、祐一郎の・・・)ゆえ、今思い返すと、観ている間もかなり心の深層では《祐一郎にふさわしいのか》と小姑のように見ていた節がありますー。
恥ずかしいわー、でもたぶんそうなの。


自由な翼で飛びたいだけなのに
出来ない人生なんて 糞食らえ!


言っちゃったーという表情の二人。ああ!と泣きそうな顔であわてて十字を切るティアナン。やれやれ、って顔してみましたよ。
何だよーっ またぁぁ 一生懸命そうな顔で可愛いよう。


可愛いけど、浮いてるよう・・・ このあたりで、演出の山田さんへの「ハテナ」が私の頭に浮かんで収まらなくなりはじめました。


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