舞台の進行のせいで、グレイスが「船乗り」になりたいのかどうかについて、疑問が生じてしまう、と友人からも聞いてました。あら確かに。
船が嵐に巻き込まれたとき、帆の上まで上って縄を切ったことで、みんなの信頼を得る・・・そして、父親から乗船&キャプテン修行しなさいと言われて喜びます。
そして、次の瞬間にティアナンと喜び合って、ラブいっぱいの歌を歌うんですね。ん?展開が速すぎて、ティアナンと一緒に居たいだけで乗船したみたいに見えちゃうなぁ
(海や父親への憧れっていうのが大きいはずですよね)
そして、「今 ここから♪」の歌詞には二人のことは「隠さなきゃいけない」。
何でーーー!!
船に乗った、ティアナンの側にもいられるし、父のあとを継ぐことになりそうだで「すべてが叶った」と喜ぶ一方で、どうしてティアナンとのことは隠さなくちゃいけないのかな。
この時点では許婚がいるんだとか、そういう含みはないので、まっさらな状態で観てる私にはものすごく疑問が沸きました。
ステキな二重唱なのに、一方では「??」の気持ちが払拭できなくて、悶々と。
誰かご存知ですか・・・
族長の娘だから? そうでもなさそうだしなぁ
そもそも女性が船に乗る禁忌を破った時点で、恋愛は「隠さなきゃ」って言葉でいうほど大変なことではないと思うんです。みんなには内緒に、って言うくらいなら分かるような気がします。
社内恋愛ご法度の会社員みたいな気分かなぁと。だけど「隠す」って悪いことだからなのかと思っちゃうんですヨ。
どうなの?恋愛ご法度ですか。他の船員への影響があるからですか。うーむ。全部ですか。分からない~っ
■疑問とは別に、この歌ステキでした。甘すぎず、あくまでも爽やかにハツラツと歌う祐一郎ティアナン。さらに眩しいです!キラキラ。
観客(というか、私のような祐一郎を贔屓にしすぎるファン)への配慮か、不器用なだけか、理由は分からないけれど、歌舞伎の型か!と叫びたくなるほどの、色気のない二人の寄り添い方・・・・コホンコホン。
もしCDだけでこれを聴いてたら、もっときゅっと寄り添っている二人が目に浮かぶことでしょう。しかし、舞台上のお二人は(たぶん祐一郎が、ですね)全く接触なく愛の歌を歌っておりました。
わりに舞台から近い席からの感想ですが、遠目にはそれなりの仕草なのかもしれません。
先に船の前へと進むグレイスを追いかけて上ってくる祐一郎の動き、久しぶりに見ましたねぇ 誰かにリモコンで操作されてるロボットみたいでした。歌声はステキなのに・・・どうしてだか、微妙にギコチナイです。うっとりしながら、目では笑いを堪えるという忙しいシーン。
タイタニック風に船首に立つ場面では、グレイスの腰に手を添えているらしいティアナンでしたが、ぎゅっと掴んでいません。添えてるフリ。
「死ぬまで君だけ」って言うなら、もっとちゃんと彼女を抱きしめなくちゃ!
ああ、そういえば、両手を開いて楽しそうに・・・スキップもどきで舞台からはけていくティアナンっていうのもありました。冒頭の場面だったっけ?(うろ覚え)
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