2008年 中村義洋/監督
堺雅人 鮎川誠 水野美紀 田中あさみ ダンカン 大楠道代
☆☆☆☆
「ゆるい親子のゆるい夏休み」というのが宣伝のラインだったけど、それは違うのだった。
離れて見てれば避暑地の夏休みってゆるいし素敵ですが、人がそれぞれ心の中に抱えてるものは、そんな素敵☆スロウなものだけじゃない~ その、どろどろっとしたものの存在をチラ見せしつつ、映像的には非常に爽やか。物語上では全体が見えない事情ってものが、垣間見えるニクイつくりです。
主人公(堺雅人)は、ちょっとだけ、泥沼から足を一歩出したのか、うう~ん、と思わせてラストでした。
■セクシー☆ジャージ父 鮎川誠
鮎川誠という人のことは一応知っていたけど、ジャージ着てセクシーって! ぎゃっ!
ぼーっと立ってるだけ(もしくは、照明器具に頭をぶつけるだけ)なのに、どうして素敵なんでしょう。色香って隠し切れないのね・・・恐るべし。
ジャージ着るときのスローモーション、あまりのカッコ良さに叫びそうでしたよー。
■わーーーーっ 寝顔見たい 堺雅人
お友達同士で泊まったときとか、電気を消したあととかに、寝る前に小さな声で話したりしますよね。それをこの父子もするんですけど、その声と表情が力が抜けてて良かった。ぜひ、ぜひ、私は父子の間にお布団を敷いて、「うん・・・」とか「・・・から」とか言う堺雅人を観察したいです。額にかかる髪がなぁ~いじりたい~っ
堺雅人のイケてなさぶり。
道にうっかり迷ってしまい、イノシシ注意、の看板を見るやイノシシへの恐怖に取り付かれ、山道を激走する顔。情けなさすぎてよい。
奥さんへの嫉妬、猜疑心で超えてはいけないライン(私には)を越える姿。あああ!
■大楠さん、ナイス。
魔女疑惑のお隣さん。芸術系の香りが。お料理上手で情報通。とても良いスパイスとなっていました。
■水野美紀、奥さん。
他所の夫婦のことには口を出すべきじゃないですが、はー。この女の人はなかなか自分勝手でした。でも映画に描かれないところで、境雅人もかなりのマイペースな感じだから、お互い様?
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