2008/02/18

『人のセックスを笑うな』

井口奈己 監督 2007年 137分 



原作『人のセックスを笑うな』山崎ナオコーラ

永作博美 松山ケンイチ 蒼井優 忍成修吾 
あがた森魚 温水洋一 桂春團治

☆☆☆☆



■19歳のみるめ(松山ケンイチ)目線じゃなく、ユリちゃん(永作博美)目線で見てしまう。マツケンが可愛すぎて。



オー、イエー。ちょっと上映時間が長くて背中が痛かったけど、良かった良かった。
何がって、みるめ(マツケン)ですよー。かわいい、かわいすぎて、顔がむほむほーっと緩みまくりでした。



講義中に腹筋しながら堂本にユリちゃんとのことを言う場面、素直で健気で、もうひたすら私の顔はほころぶばかり。マツケン、声もいいですよね。



じゃれてて、笑っちゃってるところなんか、演出じゃなく2人が現場で作ったじゃれあいなのかなぁと思うような自然な感じでー。ほわぁっとなります。



永作博美は、翻弄するつもりもなさそうな、掴めそうで掴みどころがないような女性。こちらもエロ成分じゃなく、キュート成分山盛りで私もみるめと一緒にクラクラ♪ 
だって触ってみたかったんだもん」って。おおう。でも触れたいって基本で大事よ。
永作のやや低めに話す声も好き。あと細いから余計にエロじゃなくキュート路線なのね。彼女の太ももには・・・はきっと隙間が!わぁぁ



セリフくさいセリフがないのも好きです。



みるめのキューンの切ない心に感化され、今日は私もキューンとしていよう。



ユリが結婚してたと分かってしばらく会わずにいて、もう一度アトリエで会ったとき。
みるめが混乱しつつも、ユリちゃん好き好きオーラいっぱいで抱きしめたり、灯油の入れ方をレクチャーしたり、その人はきっと誰のものにもならない女の人なんだよね、あああ、もう可愛すぎだな。



■蒼井優、忍成修吾



いじいじ失恋?に引きこもるみるめを外に連れ出してあげるえんちゃん、いじらしいです。手を切っちゃって、みるめがハンカチで止血しようとしても受け入れられないところとか。
不思議な夫婦、猪熊さん(あがた森魚/久しぶりに拝見しましたー)がユリの手の傷を手当してあげてるのと、対になってましたね。この2人はこれで安定してる感じで。



もう1人の片思い、堂本(忍成)。学校を辞めたえんちゃんに、余裕ありそうにキスしちゃうの。こみ上げているはずの気持ちを軽く見せようとしたり、こちらにもドキューン。「手、つなごうか」には涙が出るかと・・・Love!



■キューティ・温水センセイ
おやー、ぬくちゃんが美術系のセンセイとは。ユリちゃんと同級生だったという設定だけで笑えます。三人展をやります、っていう場面のぬくちゃんがおしゃれしてて、これまた驚きました。まぁ・・・素敵じゃないですか。



■衣装も小道具もかわいい。
橋本庸子さんという方がスタイリングとヘアメイクも担当でした。『InRed』などで仕事してるというので、納得。
えんちゃん(蒼井優)のお出かけ服も、普段のニット帽も。みるめのダッフルコートが「グローバーオール」だったなぁ 何もかもツボでした。



ユリが作った設定のリトグラフも、もぐもぐ何か食べたさそうな「ロバ」も、ネコがちらりと使われてたり、あ、桂春團治おじいちゃんのパッチ姿までも。いやーんかわいいよう。



タイトルから受ける衝撃は、タイトルだけでひと安心。
月曜の1回目の上映だというのに、小さな劇場がほぼ満員で、しかも隣は爽やか風の男性だったので・・・ドキドキ場面があったらどうしようと心配してましたよー。あ、大丈夫でした。



爽やかで切なくて、キューンとして。ますますマツケンにやられて来ました。









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