2012/05/16

『エリザベート』5/12 まずはざっくりと

いやー、どうしましょってくらいカッコ良かったですよ。奥さん、これは見逃せませんわよ!



あのね、ここ何度かの再演された中で見られた、
<大御所トート/おじさまトート/頑張るトート>などの流れは、今回はないのですわ。ええもう、そこの迷っているあなた(・・・誰?)、チケット確保に走るべきでっす!
身を持ち崩さぬ程度に、ね。迷っていたら行くべし、と。俺は胸を張って、声を大にして言うー



<>に書いたのって、私はずっとそう感じて見ていたのですが、皆さんはどうかな・・・いきなり不安になってきたぞ・・・



でもでも、何だろう? 全体的に



現役感



があったのです! っと、これは誤解を招きそうなので細かく書きます。



祐一郎さんはいたって現役の役者です。そっちじゃなくて



トート閣下としての振る舞いが、現役感たっぷりだったの。男として現役っていうのかな。年齢でいえば40歳ってとこね。若い~っ



シシィの自我への目覚めやら、孤軍奮闘を温かく見守っちゃったりしないのだ。へー、そうなの?ってくらいにクールでした。しかし、一方では、君ってすごく気になる子なんだよねって言って、追い掛け回してるの。妖しい方面っていうより、オスっぽく。



ふふ、今年の閣下ならシシィをベッドに押し倒すかもしれないわ・・・と思わせてくれる感じよ。キャーッ



あれ? 書けば書くほど、祐一郎さまの評判を落としてないか心配になってきたけれど、とにかくカッコ良すぎるからーっ ってことです。



でも、すごく何かが変わったってほどじゃないのが不思議。


最初に、あれ?って思ったのは、けっこう経ってからだと思う。「最後のダンス」 振りはヨイッショ!ってやってて、キマッター!と閣下に拍手喝采したのだった。


また書くけど、初日の祐一郎さん、ここものすごく楽しそうに開放的に歌ってました。のりのりー。


「闇が広がる」あたりだったかしら? 婚礼の夜を覚えているだろう・・・という、俺様ソングをこれまでになく冷たく歌ったのよね・・・ 甘えん坊でもなく、誘う感じでもなく、
とりあえず娘の命を奪ってみたんだけど、俺のこともっと好きになったかな?>と、聞きに来た風でした。好きになるわけないじゃん・・・


うん、さすが帝王は人間と思考が違うよねって思ったような。シシィも世間とズレたことを考えてるようだけど、閣下はそれ以上だな。


チャラい男じゃないんですが、軽やかだった。髪型も大いに役立ったかも。
サイドに暗い色を入れて、トップのふわふわや毛先は目映いブロンド。ちなみに、メイクもキラキラ! 目の下側にはシルバー(白?)のラインが。シャドウもぐいぐい入れてて、目元強調メイクでしたー。


そうだ、で、その後のウィーンのカフェのシーンの閣下も、状況を面白がってる感じが出ていて、前だと策を練ってる感じだったのが、今回は軽い感じになってました。革命家さんたち、とりわけ岸さんも背が高くスタイルがいいからかしら? 閣下は馴染んで並んでたわ。いいぞー。


御者台に乗るときも、2階から降りてくるときも、わりと普通に乗り降りだったので、動きがやたら軽やかになったのとはちょっと違う気がします。


ただずまいが、舞台でのあり方が、40才くらいのいい男っぽくなった・・・ はうー。こういう進化は大歓迎です。


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