2012/05/29

『エリザベート』5/12-7 やさしさにつつまれたなら~、閣下

■ウィーンのカフェ



ギャルソンのエプロンが素敵・・・ 若干、まだカフェのみなさんの声が合ってないところがあったような気がしましたが、そのうち良くなるでしょう。



祐一郎がさー、普通に人間と混じってたように見えたんですよー。いやぁ、馴染んでる!



立ち姿が、やけに気合を入れた感じじゃなかったのよね。まぁ、すっときれいに立ってらしたの。それと、
君らの話を聞かせてもらおう」のセリフまわしが、とってもすっと出てた(芝居がからず、ナチュラルな感じで)のが、原因かと。
あとー、金髪が美しいから? 



キメキメの閣下も面白かったけど、今年の人間に合わせたナチュラルな佇まいも素敵ね~



岸さんと並んで、麗しいツーショットでしたぁ



■おばあさま! 加藤清史郎くん、よかったよ。



でも、小さいよー。









■エリザベート、泣かないで~♪


きゃーーーーっ


いやーーっ


優しすぎる歌声が!


クールな冷血閣下だったはずが、おおー、この場面では底なしに優しい歌声で誘ってました。夫に最後通牒を書かねばならない境遇、耐えているシシィに、もう十分に頑張ったよ、と闘いを認めるみたいな優しさがあったように見えました。


前回に父性のような気持ちが大いにあったとして(私は保護者みたいな閣下だなぁと感じてましたね)、今回のこの優しさは、称えるようなところがあったかも。


たびたび死の雰囲気が近づいているなかで、生きることをあきらめない不屈の闘志への敬意というのか・・・


というのも、すっかり弱ってるらしきシシィのローブに手をかけて、脱がそうとする仕草がありますが、これが全くいやらしくなくて、まぁどうしたこと?と疑問が湧いたのでした。さっきまで、今年の祐一郎はオスね!と鼻息荒く見てたのに。


そりゃ祐一郎は、あまり前からここで色気を出してくれない派ではあるけれど・・・
それにして、いたわってる?って思ったくらいに色気が薄かったです。(瀬奈さんも、ちょっとやさぐれてる人っぽく立ってたからかもですが)


なので、祐一郎トートのお楽しみ、お断りされて羽根ペンを床に刺す!の行為も、悔しさのあまり刺したように見えず。
この流れであれば、今日は床に刺さなくて良かったかもよ、というくらいに何だか優しさのある閣下でした。慈愛で包み込んでたのよ。いろんな引き出しがあるのねぇ、閣下。


でも、美しい後姿、長い脚、は堪能いたしました。うふうふ。


ウィッグも小顔効果抜群なので、腰からももにドレープ付きであやにかかっている薄い布も、取ってしまってほしいくらいだわ。ちょっと装飾が多く感じたの。すっきり見たかったーーー。


全体的に異形の存在ってよりは、かなり人間に近づいてた閣下なので、現代っぽいシンプルな装いも試してみない?と妄想してみたり。『シングルマン』のコリン・ファースの白シャツみたいなのとかさ・・・・ おっと、エリザが違った作品になりそうですね。


■瀬奈シシィと禅フランツ


禅さーん、哀しいフランツ。頑張っているけど、シシィが望むことではないのだ。悪い人じゃないけど、女心がわかってない方。
お可哀想な感じになるのが早まってないかしら。


君の優しさで僕を包んでほしい・・・♪


私が見てないところで、シシィはフランツに優しくしてたとは思えず、そうであって欲しい、というフランツの希望なのかなぁと思ってみてます。
言ってもわかってくれないからの最後通牒だったと思いたいけど、夫婦でこれってコワイわー。


ほんと、フランツはシシィのどこがいいんだろう。何もかもが違いそうだから?


瀬奈シシィ、閣下にあともう少しってとこまで踏み込まれて、ハッと気づいた後。いきなり元気が湧いてました。わりと、むきい!と反論してた印象だな。


生に必死なのは分かったが、まだ子供っぽいかもしれない。








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