2011/09/04

『三銃士』-4 おお 主よ アーメン~

赤い法衣、2回の観劇ともに下手側からだったので、うつむく横顔を注視。タイトルの「おお 神よ」といい、衣装といい、デジャヴに近いものに襲われます。いろんな過去の「猊下」「伯爵」の姿が二重、三重にかさなるわー。
神の子やら、聖職者やら、神に逆らうものやら。神の世界に行く脱獄犯やら。でも、神がらみ・・・



はっ、でもこの倪下は、初めて見る倪下なんだった、注目注目。



神よ~♪



いいお声にぶるぶると震える。



あああああああああ~♪ アーメン♪



この曲の最後のココ、だけで飛行機に乗った甲斐があったものだと・・・ じーん。期待を裏切ることはない祐一郎、いつもありがとう、ありがとうだ。ウワァン。



でも、こっち向いて~



デジャヴといいつつ、今回の枢機卿って割と素直な感じですね。カトリックの世界を守ろうとするあまりズレてるところも、こういう人は権力者にありそうだなぁと思う。ミレディに対する尊大な物言いも、あるあるな政治にからむ聖職者っぽくて。



踊ったり、可愛い仕草にはげんでた祐一郎だったけれど、人物的には人間っぽさに溢れてて、面白く見てました。
いい声で歌うことと、キャラクタのあり様が、人間らしいってところにポイントがあるのが、想像してた「枢機卿」像と違ったのが、嬉しい誤算。


知恵を持たぬ国王など操ればいいだけ~♪
おおー、尊大でござる。こんな歌詞を美しい旋律、美しい声で奏でるとあたりに、祐一郎ならではの枢機卿像が生まれるんだぁ 
がさつに歌ったら、ただの下品な野心家。上品ぶって、腹黒い、しかもあまり自分が腹黒いとも思ってない無神経さも見えて、いいわー。


それにしても。


ここが枢機卿が出る最初の場面なんだけれど、これまでの人物たちとは格が違う。どこが違うのかなあ、あ、大きいからか・・・・! な?
マントは三銃士たちも身に着けていたけれど、金の装飾をじゃらーんと付けているからかしら。


プログラム写真の衣装とは違うものを使っているんですよね。もっと布地がたっぷりだし、赤の色味も深いような気がした。
そして、金でまばゆい装身具が前身ごろに下がっていて、権力者らしい雰囲気たっぷり。


相変わらず、いつも美声ですねぇ(うっとりうっとり)と、していたら、次のシーンでびっくりさせられます。


あんなに喋る祐一郎、舞台では初めて観た! 噛まないか心配でドッキドキ!



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