■最後に勝つのはこの俺さあっ!
ある意味では男らしいシャウト!に裏切られました、石丸幹二トート。アウッ!見た目の麗しさより、激しいお声なのねー。
1幕では、闇が広がる・・・で優しく歌ってくれるまで、ややこの力強い歌唱にたじたじしつつ、拝見でした。石丸さん、真面目なのかなぁ。あまり遊びを感じませんでした。
しかも、最近のささやきセクシー祐一郎閣下のお声が耳に馴染んでいたので、よけいに聞く心構えがまとまらなかったのかも。
しかし、衣装。衣装は祐一郎とけっこう違ってじいっと眺めてましたー。それぞれの雰囲気で作ったんですね。こうなると、城田トートも観たかった・・・ 何せ、顔が!すごく似合ってたし。
動きやすそうなデザインで、重々しさよりもコンパクトさを重視でしょうか。微妙な色合いの生地なども使用してます。ライトが当たると、緑というか青というか、ブルー系に髪が光ってキレイ。切れ長を強調したメイクともあっていて、流し目?
この美貌なら、もっと色っぽく歌ってほしいわー! 座席にて。もじもじ。
意地悪いような役の石丸さんなんて見たことなかったから、その点でももっと冷酷さとしつこさを混ぜたような造形が新鮮。
けっこう、石丸トートは冷たさが見えたのが面白かった。熱く歌うのに、どうしてかシシィへの執着が冷酷な遊びのようにも見えました。まだ、その加減を模索中という印象です。
力強さが、頑張ってる感じじゃなくなってきたら、きっともっと素敵なトート閣下になりますね。
エリザベート、泣かないで・・・♪ のとこ、出だしのココが、妙にねちっこくて、ウププーッ 今でも覚えてるので、相当なインパクトだったかと思います。
ガウンに掛けた手も、何だか粘着質っぽくて、私の「爽やか石丸幹二」イメージが、すごい勢いで過去のものに・・・楽しかったなぁ
笑わせるつもりはないと思いますが、ううむ、面白すぎでしたよー。
※2010/10/10 昼公演@帝国劇場
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