2008/09/26

Les miz 2 Earl Carpenter/Javert

力持ちで大きいバルジャンを勝手に想像していた私の前に、わりに華奢なバルジャンが登場し、あら・・・と戸惑っていたところに。



舞台奥から超カッコよく颯爽と登場したのが、ジャベ役のEarl Carpenterさんでした。



2階席から見ていたので、この時点ではあまりお顔などが分からなかったんですけど、あの制服の感じだとガタイがいい!(肩幅しっかりあって足は長く。カラダの厚みもほどよい
と、あっという間にテンション上昇。きゃーっ



Do not forget me! 24601♪ を聞いて、こりゃカッコいいジャベだぁ!とますます食いつく・・・



声は注目をひくような艶のある声でして。ジャベなので低く抑え気味ではあるんですが、バルジャンのSarichさんがわりに教科書的に美しいのに対して、Carpenterさんのアプローチは抑えたなかに見える激情という感じでした。



プロローグのとこで、おっと思ったのはバルジャンに「黄色い紙」を渡すとき、しっかり胸に押し当てて渡してあげてたように見えたことです。親切・・・?



幸二郎デス、のジャベだとふんぞり返ってるようにも見えるし、禅さんジャベは犯罪人への同種恨みのような怒りをちらつかせたりー。同じジャベを演じてるのに、それぞれで面白い。
今回だと、あえて感情を抑えて、職務に忠実であることが自分の道だと信じているジャベだったような。



最初の対決、カーン! ファンテの病室にて。ガタイがずっと良いはずのジャベですが、怒りに駆られて意外と冷静さを失ってます。右に逃げるバルジャン、一緒にジャベも右、左、同じく左、とここの動きは機敏な二人でした。



ぬおお、と椅子を持ち上げるバルジャン、ジャベ、思わずたじろいだか。お前なんか素手でもいけるわいと言うバルジャン、椅子を床にぶん投げて角材としたあと、軽くカラダの前で揺らしながら、心を込めてファンテに子どもを守る、と誓います。



I swear to you, I will be there♪ (日本語訳だと、誓って~やり遂げよう♪かな)ここがホントに好きだなぁ 本当は緊迫してる場面だけど、つい聞き惚れてしまう。



捕まえに来た割に、悠長なジャベ(これは日本もロンドンも同じですねぇ)。のっしのっしと正面突破していくバルジャンの背中に追いすがるも、遅かった。がーんと一発殴られてK.O.カッコよく嫌味を打ちかましたのに、弱いのでした。



そして、禅さんあたりだと本当に憎らしいキャラだったなぁと思うんですが、Carpenterさんはあまり憎らしくならないのでした。外人コンプレックスか?
いやいや、うーん、彼、一生懸命にもがいて葛藤してる感じがすごくしたのでした。だから、ただ憎らしいというよりも、生きることの視野が狭くて、これはこれで気の毒な人だなぁと思わせられた感じです。













2 件のコメント:

  1. いやー、ほんと、ジャベールかっこよかったですよね、ガタイが良くって♪
    広い肩を開いて、胸を張って、顎を引いて、姿勢よく立っている感じが・・・ジャベール警部殿[E:heart04]って感じでした~。

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  2. セルゲイ2008/09/27 0:18

    ��ゴンザちゃん
    うふふふー。主役できるオーラを発散してて素敵でしたね~♪ 
    しかし、youtubeでファントムやってるカーペンターさんの声を聞くと、ちょっとかん高くてテンションも高くて、あれれ(笑)

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