2014/08/17

宮崎2 高千穂の夜神楽は素晴らしかった

雨のなか、ホテルが出してくれる送迎バスで高千穂神社へ。近いので雨でなければ歩くと気持ちが良さそうだったな。

高千穂神楽、700円。安い、安すぎますよ!
(ミュージカルやらオペラに行く私と友人には、この素晴らしい伝統芸能が700円だなんて、と驚愕であった。いろいろ事情はあると思うけど、おつりが面倒だし、せめて1.000円くらいにしてみたらどうでしょう)

実際の夜神楽は11月から2月まで、各集落の神楽宿で行われます。今度は、本当の奉納神楽を見に来たい。
詳細はWEBページで→http://takachiho-kanko.info/kagura/

15の集落が日代わりでこの観光客向けの神楽を担当しているそうです。まずは、今日の担当の方からご挨拶。33番のうち、4番を見せてくれます。
1、手力雄の舞
アマテラスが隠れてしまったので、探しています。お囃子は、同じメロディを繰り返し、内容に合わせてゆるかかになったり、激しくなったりする。ボレロみたいです。面白いー。
舞い手の方は、右手に鈴、左手には斃紙を持っていて、なかなか神々しく頼り甲斐がありそうな佇まいです。
 2、鈿女の舞
アマテラスに出てきてもらうよう、アメノウズメが踊ります。
 3、戸取の舞
いよいよ手力雄命が岩戸をこじ開ける。
最初に登場したのと同じ神様のはずですが、顔色が赤くなりました。力こもってます。

たすきを持ってきて、まずは着物をからげました。それから、気合を入れまくります。両手で髪の毛をドヤーっと広げているのは、やるぞー!と気合入れてるみたいに見えます。
 反対側にも、ドヤー!

 岩戸を開けるぞー!と思ったら、すぐには動かせなくて、岩から離れて呼吸を整える命。細かい。

ついに岩を持ち上げたー!うぉりゃーー!!
開けられた岩戸の向こうには、小さな祠がありました。アマテラス様ですねー。

 4、御神体の舞
眠気もピークの夜中過ぎ(そしてお子様が寝ている時間)に舞うという、国造りの舞いです。

が、(いつもかどうかは不明)この日は小学生の団体も鑑賞してて、お子様でも大丈夫なようにアレンジしてあります、と集落の代表の方より挨拶がありました。
ええー。いちゃいちゃする神さまは見れないのか!大人は残念です。やはり本物の奉納を見なくては。

イザナギ、イザナミの二神はそれぞれ女性、男性にちょっかいを出します。客いじりですね。楽しい。お客様はナデナデしてもらったりしてます、いいなぁ
で、相手に見つかって怒られるという夫婦漫才ですよ。

出来たお酒で酔いつぶれたイザナギを介抱するイザナミとか、ほほえましい。

大満足、満点の夜神楽でした。舞い手はすべて男性とのことで、かわいいオカメなお面の下は日焼けした年配の方の手だったり。腰をしっかり落としてハードそうでした。

これからも続いていくといいなぁ 

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