2014/06/11

『レディ・ベス』5/17-18 3 いっくん良くなってた

4月とは別人のように活き活きと演じて歌って、嬉しかったわ。

育三郎ロビン、とても見違えました。いいねー。
チャラそうなのも、チャラい風で骨太な感じに。甘い(だけ)だった歌声も、優しさや誠実さが織り込まれている。

ターザンも上達、ジャグリングも上達、いいねー。
ベスとの組み合わせ、どっちが好みかなぁ 花ベスさま×加藤ロビン/育三郎ロビンでこの二日間は見れたのだけど、いっくんの甘い感じが花ベスの凛とした風格といい相性かも
お互いにないものを見つめている感じでしょうか。
自分に誠実であろうとするところなども、うまく惹きあってた印象です。
平野さん、可愛いから二人して可愛くなっちゃうのよね。でも今度見たら(見れるんだっけ?)男っぽくなった育三郎ロビンがぐいっとリードしてて、いい感じだったりするのかもー。

あと、育三郎はエスコートするのに慣れてるのがいいわ。

ミュージカル講座で本人も言っていましたが、
花總さんは稽古初日から、すでにレディ・ベスとしてきっちり立っていたとのことで。別におねえさーんと寄りかかるわけではないけれど、王女になるべき人だという存在感ありの花總さんだったと。

平野ベスは、帝劇初タイトルロールを担うこともあって、わたし不安なの!という表情で訴えてくるので、大丈夫だよというお兄さん的なロビンになる。
育三郎もお兄さん的なことに! 大きくなったねぇ しみじみ。

どちらのベスでも、相手から投げかけてくるものをちゃんと受け止めて、応じていくようにしてるとか。

世界のありようも理解してるうえで、なおかつベスと一緒に生きたいって本気で思ったのね・・・ 思ったけど、ベスに無理強いしないのが最高に素敵よ、ロビン!

加藤ロビンのほうも、ジャグリングが落ち着いてて安心したっけ。
体格の問題なのだと思うのだけど、ベスに朝まで眠れよ、っていうあたりでは、目がハート型になっちゃいます。ベスを抱いてあげてるけど、骨があたってごつごつしてそうねー、とか勝手に考えてる。
パジャマ(じゃないか、寝巻きという?)姿のうっかり無防備な雰囲気も好きだー。

加藤ロビンは、絶対に裏切らない人に見えます。育三郎も裏切らないだろうけど、なんでかしら。

レディ・ベス。ストーリーとしては、あらぁ可愛くまとめちゃったのねというところで、というか、悪役のはずのガーディナー司教、ルナール閣下がキュート炸裂だもの。メアリ女王は怖いっていうより、大変ねーって感じだし。
アスカム先生が女王になるべき運命、というのをその通りねと思えるような、舌を巻くようなエピソードがあれば戴冠式へもスムーズにいける気がするのに。

例えば、ガーディナーに取り調べられてるシーン(そこは、司教がメアリに報告する形で、実際の取調べシーンはない)を入れるのはどうでしょう。ちょっと上演時間は長くなっちゃうけど・・・
ベスvsガーディナ、対決の歌! 品よく理性的に、弱みをつかませない話法でベスさまの勝利!
とか。
賢いベス♪がどんな風なのかを見たかったのよね。

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