2014/06/09

『レディ・ベス』5/17-18 2 石丸アスカムは熱意あふれる先生

ふむふむ。丸アスカムは、熱いハートを隠さぬタイプ。ベスへの対応も、祐一郎アスカムよりもくっきりはっきりな印象です。

祐一郎さんは、星空をバックに歌えば、ああ、いま祐一郎は(いや。アスカムは)世界を手中に!などと壮大なイメージが湧く。役どころとしては、手中にしてるんじゃなくて運命を見ているだけなんですけどね。ついつい壮大すぎる先生をイメージ。

対して丸アスカムは、夜空を見上げて星の動きを観察し、学問を究め、成果を将来あるベスに全て伝え英国を良い国にしたいという思いが強い。人間度高い
石丸アスカムだったら、きっとベスに気づかれないように根回しとかしてるに違いない・・・ 祐一郎アスカムは、根回しっていうよりゆったり構えて情勢見極め中・・・くらいかなぁ

両アスカムともに、最終目標は英国をより良き平和な国家、国民が幸福である国、を目指しているのだと思いますが、そこへ向うアプローチが違うのね。
同じセリフを話しているのに、こういう違うが出るのは、複数キャストの醍醐味でしょう。

ロビンが迎えに来る直前のアスカムとベスの話し合い場面。怒ってらっしゃるのね、とベスは言うけれど、祐一郎アスカムはちっとも怒ってなかったの。むしろ哀しんでいる感じ。もちろんベスの乙女心も分かっているけれど、貴方にはもっと重責を果たす役目があるのだ、と。
けれど、無理強いは出来ないことだとわかっているのに、つい自分の思いを吐露してしまったので、ベスへの敬愛の気持ちを思い出し、全てをベスに任せて去っていったのね。
どんな決断をしても(納得できなくても)認めますよという意思表示のようです。

丸アスカムは、怒ってる・・・うーん、そうね、わりと叱っているに近い印象でした。自分の意見を言って、その上でベスに任せますとして退室でした。

どちらもアリで、どちらも分かる。

全体的に丸アスカムは熱意が漲っている印象で、それはそれでベスを導いた方というのは変わりなく存在していたと思います。
自分の意思が働かない力がベスを押し流そうとしていくけれど、アスカムはベスが自ら選んだと思えるよう導いた。

祐一郎が旅行かばんもってると、ドクトルー!と叫ばずにはおれませんが、石丸さんは大丈夫だったな。リアル人間らしさ度が高いからだろうな。
ほんとに、祐一郎は、浮世離れ度が高いことこの上なしである。

ところで、祐一郎さんと石丸さんは同じ衣装・・・? 何かが違うような気がして。
→舞台写真確認してみます。

おおー、違いましたね! 一番外に着ているガウンの折り返しの柄と色が! ベルトも違うんだぁ

そうか、けっこう違うんだったのだ。祐一郎はガウンと同じような濃く深い黒檀っぽい地に、金の草花の刺繍。
石丸さんの折り返しはブルーグレイの地に渋い金色のペイズリーのアプリケ?

だから、余計に祐一郎アスカムが浮世離れしかけてて、石丸アスカムはキリリと現実的に見えたのかー。

見てるときはどこが違うか気づかなかったけど、違う感じがするくらいは私も気づけるのか。他のWキャストの方たちも違うところありそうね? どこかは分からないけれど。

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