2013/09/12

『二都物語』8/23-25マチネ-8 ゴージャスなお屋敷だったら良かった

■岡さまーっ

岡幸二郎さまなテヴレモンド様の艶のあるお歌が、1人異次元なオーラでようございました。

お屋敷の家具が少ししか拝見できなかったのが、残念ですわ!
侯爵さまのお屋敷を、小さな脳で必死に想像しましたわよー(もうちょっとキラキラな家財を配置して欲しかったの)

ここにいない侯爵からの手紙を、ダーニーの背後で幻のように見せてくれました。声にエコーがかかり、妖しげ度がますますアップ。
さすが貴族は声質も魅惑的なのね・・・(機械のおかげ)

時々ちょこっと登場するだけの悪役は、テンションキープするの大変そうですが、岡さまなら大丈夫! って、根拠ないけど、すてきだったから・・・

甥っ子シャルルとの対面も良かったけれど、キーヨとの交錯が一番好き。お若い芳雄&浦井の軽やかさに、重みが出る二人の登場です。
年をとるってこういういい面もたくさんあるよねー。重み。若者には若者の軽やかさ。

あー、だから舞台は何も見逃せない。消えていくと分かるからこそ、全部見たいという・・・そしてお財布が悲鳴を上げる地獄だ。たのしいから不満はないけど。(たまに北国にも出張してきてくれないかなぁ)

■キーヨーーーっ

はい。岡さまと並んで素敵なお方。ストッキング履いたおみ足のむちむちふくらはぎとか、何もかも良いわ。

キーヨも不器用な男らしいところがにじみ出てしまうのがいいなぁ 野獣系とまではいかないのに、ほんのりワイルド。かわいい。

侯爵兄弟の悪事を見て、訴える!と啖呵を切る後姿が、さすがルーシーのパパ。不正を見逃せない熱いハートのお方なのねと。そしてそのせいで、妻や娘も辛い目も遭ってしまうというのに・・・チャールズとも似てる。

■さとしさーーんっ

ドファルジュの足が悪い設定なのは、熱すぎるさとしさんを抑制するためでもあるとか(どこで読んだのか忘れてしまった・・・すみません)
マダムが熱すぎて暴走してしまうから、こういうのは面白い設定でした。

この3人が並ぶと、レミー、レミゼー! 脳内でレミが上演されかかってしまった。

終わりが無い、と妻の暴走を止めようとする苦しみが良く出てました。ドファルジュは、憎しみや恨みのを、社会改革を成し遂げることで乗り越えようとしているのだろうが、妻は家族や周囲の人への仕打ちを個人的に晴らそうと、憎しみの穴に堕ちていってしまってます。

つらい。





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