エリザベート/春野寿美礼 トート/山口祐一郎
フランツ・ヨーゼフ/石川禅 ゾフィー/寿ひずる
ルドルフ/大野拓朗 少年ルドルフ/山田瑛瑠
@名古屋中日劇場
初の名古屋での観劇となりました。東京から移動してたこともあって(あまり自覚してなかったけど)意外と疲れてしまってたのかなぁ
というのも、はるばるお出かけして言ったわりに、まずまず・・・という感想だったので。
別に出来は悪くなかった、むしろ春野さんは前のめりの気合が抜けて、いい感じだったし、あの大野ルドも、これなら何とか許容範囲かもしれないくらいに努力の跡がありました。祐一郎も、抑制されてる感じだったけど、哀しみや愛情のようなものを垣間見せてくれて、良かったのだけど。
その、繊細さが私のこころの奥は揺らさなかったのかなぁ
あと、原因で思ったのは、名古屋劇場の照明。
明るめですよね? 妖しさがちょっとダウンで、白々しさがアップ、という印象がありました。特別感があまり感じられなかったのも、私が乗り気になれなかった原因かもしれません。
ごめんー。
■春野シシィ
春野さんは断然よかったです。お歌が上手よ、って開幕前に教えてくれたファンの方のこと、ちょっとホントですか・・・と思ってしまったのだけど、ごめんなさい、とてもお上手でした。
大役ということで、何かしら気負いがあったのでしょう。それが解消されて、春野さんらしい上品で可憐な皇妃となって登場でした。
最期のトート閣下に抱かれるところ、抱かれながら抱いているような、二人が対等に互いを受け入れているようで、ここはとっても素敵でしたー。
わりと、ラストのシシィって<あたしやったわ!!>と鼻息あらいシシィのまま抱かれるイメージだったのですが、春野さんはこういう傲慢さからも解放されて、現世の苦しみから解き放たれた姿に見えましたね。すてきすてき。
■大野ルドルフ
わざわざ書くのもねと思いつつ、あれだけ<わー・・・・・(言葉もないよ、このレベル)>と思った(こんな感じ)彼が、数ヶ月の舞台経験でどうなったかってことですよね。
安くはないチケット代と時間を使ったので、これは無いレベル、とほうぼうで火を噴いて歩いていた私。
そうね・・・ 開幕時に、ここまで出来ていれば、新人ルドも頑張ったね、と言えたのに。というレベルまでは前進。
もう一度書いておくと、彼の成長のためにチケット代を払いたくはなかったんだよ、ってことです。制作サイドも、このへん考えていただきたいと思います。
■祐一郎トート
は、抑え気味でした。調子をコントロールしている感じでしょうか。
今日はのってるなぁという日に比べると、抑制されたというだけであって、この辺は好みかもしれません。春野シシィが安定したこともあって、正面からぶつかり合っています。
思い出す祐一郎の姿、歌声はどれもしっかりとしていて、キマっていたわ。
遠征先ってことで、けっこう祐一郎をいつもより客観的に観ていたのかもしれません。普段は、キャーキャー言ってて、冷静さを失っているっぽいからね・・・
ただ、エリザベートは冷静に観てると、置いていかれちゃうのですよー。忘れたたなぁ
俺だぁ~!って決めポーズで階段で叫んだうえに、コートの裾をばっさばっさして去っていくって何だこりゃって思っっちゃたりね。
とか思いつつ、やっぱりお腹壊してたので、コーフンして観てたのか・・・・どっちだ。
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿