2011/12/25

『TDV』-3 こちらはまだ学生のかた・・・?

■ようこそ~♪ /わたしがその謎を明かそう・・・・
ギギギーっと大きな扉が開くと、奥にクロロック伯爵さまが。ワインレッドのローブが素敵。
けっこう真剣そうな表情、怒ってるわけじゃない。来たな、面白いかな、って感じでわくわくしてそうにも見える。ちょっと脅かし気味で出て行こうっかな~って感じでしょうか。

ここも、CDで聞きなおすとやはりまろやかな歌い方に変化してるのが良く分かります。初演では、もっと力強い声でプレッシャーを掛けてましたね。
今年は、非常に美しくセクシーな出だし。ある意味、これまたもの凄いプレッシャーになってるわー。明らかに、楽しそうになっているので、教授たちったら狙われてるわよ! です。

市村さんには笑いそうになりながら応対してたのが思い出されますが、今回私が見た公演では伯爵様として応対してました。

歌いながらジリジリジリっと教授に近づきます。わざと体を左右に優雅に揺らして、堂々たるお出まし。

■こんな出会いを待ち続けた・・・♪ 長い孤独にうんざりして~♪
待ち続けた、の「た♪」での祐一郎と禅さんの動きがキュートですねー。美しい御手を教授へ伸ばしてチラっと見る、で、教授は誰のこと?ってさらに横を向く、と。

■時は流れる 人はその岸辺で かなしみに疲れ死んで行く存在・・・ハハハハハハハ・・・
軽く無視されても余裕しゃくしゃく魔人の伯爵さま、お構いなしに我が道を進みます。うっとりと人のいのちの儚さや拠り所の弱さなどを嘆きながら。ははははは。10うっとりだな。
ゆらゆら【たゆたい】ながら、自分の世界に入っちゃうお茶目さん。

13世紀の、城だ!
禅さん教授、早口も得意なので緩急つけた会話を進めてます。アルフにも暗に「偶然通りかかった旅の者」といい含める細かな配慮。
「お目が高い」と褒められまんざらでもない様子など学者の性が。他にも、今回の教授は【学者】としての生態がより鮮やかでした。

■「プロフェッサー・アブロンシウス!」
うつくしい発音で、お名前を言ってるだけなのに、私はもうめろめろ。Sの発音がキレイね~祐一郎。
愛読しました、こうもりの研究♪ けんきゅう!がこんなに可愛く言えるものでしょうか。いちいち素敵だわメーターが反応するので、歌ってなくても、きゃあきゃあしてるのです。きゃーっ

■こちらはまだ学生のかた・・??
なんと・・・ 素晴らしい♪ って、おかしいでしょ、おかしいよ、学生が素晴らしいって! 「すばらしい」の言い方は・・・8うっとり
どうやら教授へのお調べが済んだので、気になっている(本命こっち☆)若者へ視線を。

我が息子も・・・ うれしい、でしょう~♪
ようやく登場する新・バカ息子ことヘルベルト。衣装やメイクのイメージは、【前の方=吉野圭吾さん】と同じ。
我が息子、まではとっても美声で続けて、しかし、うれしい、はちょっとダミ声まじりのお下品な調子で仰います。ぐふふ。

そう言いながら、伯爵さまは、ちょん、と指で息子のお顔に合図。ちょん、とされた息子はやん♪ってな感じで父上の脇あたりに合図。さらに合図、合図。

仲良しさーん!

圭吾さんが、ハートにキューピッドの矢が刺さったぁ!の反応だったのを思い出しながらも、馬場ヘルベルトのフレッシュさも素敵ね、と思う。

■やっと、たいくつにさよならぁぁ~♪
物語がさんざん進行して、1幕最後にいきなり歌うって、かなりプレッシャーじゃないかしらと思うのですが、馬場くんは気持ちよくパァッと歌ってくれてました。おお、いい声だ!

つづくー。

0 件のコメント:

コメントを投稿