2011/12/24

『TDV』-2 お前を招待しよう♪ ああぁ~若がえってる~

■コウモリ号は無事故でお願いします。
開幕まもない頃、コウモリ号搭乗時にアクシデントがあったのですってね・・・ 危ないわ。けっこう、あのクレーン勢いがあって上下の動きも早いので見ててドキドキします。

ついでに、祐一郎の顔がいつも引きつっているので、あぁ怖いんだなぁと。最後に「あああ~」っと叫びながらお帰りになりますけど、どう見ても、怖ぇぇ~っと叫ぶ祐一郎の声に聞こえてしまうもの。毎回、頑張って耐えておられますね。偉いぞっと。

キャー!! の愛ちゃんの声、すっごく高い。びっくりって感じが出て、いいっ

■ごきげんよう♪
ふふふ、こわくないよー。この私の思うままだ・・・♪ と歌われているので、すっかりその気になって待ってました。ぐふふ。早く来てっ

初演のCDを聴きなおしてみると、この曲もメリハリがついて引き込む力がますます出てたと思います。
CDでの祐一郎は、アタマのところは優しげに歌ってました。で、今年の祐一郎伯爵様は、初っ端から【楽しそう】です。
キー・ワードは楽しそう、でヨロシクってくらい楽しそうでございます。ウキウキ伯爵。

今夜お前を招こう わが城の舞踏会へ♪ 艶やかな女になれ♪

~なーーれっ!って、ここもすっごく楽しそうにお歌いになります。言霊? 命令されたらいい女になれるに決まってるわぁ

思うに、初演のときって「何百年も生きている(死んで生きている)」ということで、けっこうお年寄りなパフォーマンスだったのです。長くいきてなお、若い乙女の血を求めて彷徨うヴァンパイア・・・

でも、再再演となる今回、そういう老人縛りがなくなってます。そう、若返ってるんですよー!
 
ヘアスタイルもモリモリリーゼント風だし、白髪も少なくなったし、艶も出たような。この数年の間、伯爵様はどんだけ血を吸ったのか・・・ 
あたしも提供したつもりよん。チケット代を通じて・・・あうー
昭和発言してみると、「ナイスミドル」だよ、イケてるおじ様だよ。

↑サラが憧れちゃう設定なので、このくらいの雰囲気がちょうどいいですよね。

■その若さが枯れてもいいのか それで満足か♪
その体はすぐに年をとる 肌は衰える 満足なはずはない・・・♪


「肌はおとろえる」って恐怖の言葉ですけれど、何だかものすごく妖しげな声で歌ってます。ピッチが低いこともあって、魔術師っぽいような。ぞわぞわっとしちゃうとこ。

教え込まれただろう 欲望は罪だと♪
ほんの少し、からかうような雰囲気もあり。少し優しくて、少し意地悪な。そしてやたらとセクスィボイス。やーん、ほんと素敵な伯爵様・・・
うつくしい手をスーッとサラに伸ばして、問いかけます。首筋なんかにもぐいっと手が伸びると、悩殺!なんですが、女子には奥ゆかしい伯爵様なので、軽くあごへ手を伸ばす程度。
アルフにはがつーんと接触するのにねぇ ウフフ。

私はちがう! さぁ今こそ 飛びたて♪
ムフーッ 気持ちよすぎるこの転調ポイント、テンポも上がって、わーっと持っていかれます。オケの音も一気に楽しげな表情へ変化です。
同じく楽しそうな表情と声の祐一郎、バスタブをぐるっとまわって上手側へ移動。
下手側から上手へ移動するときの動きが、さささっと案外カワイイのがツボだわ。マントもばっさばっさと振り回して元気いいですぅ

その目で見ろ!その全てを味わえ!
その目でみろ! のたたみ掛ける言い方が震えるほどの迫力。オケの音が、なかなかコッテリと盛り上げております。ズドドドドン!

さぁ真夜中の舞踏会こそ 憧れていた世界への扉だぁ~♪ あああ~♪♪♪
ものすっごく元気にバサーっとマントを動かして、コウモリ号にお戻りになります。チャッ!と乗務位置に収まったところで、行くぞっていう表情にお顔が引き締まり(これが、怖ぇぇと思ってそうな表情にも見えるの)、ぎゅいーんとお空に飛んで行きました。

こう見直すと、そんなに長い曲ではないんですよねー。
でも、優しいささやきから始まって、中盤は大人の余裕的な説得、終盤にはああ楽しいぞう!の迫力ボイス、で、楽しみが詰まった曲なんだな。

そして、私の目にはとにかく楽しげな祐一郎伯爵様がまぶしくてたまりませんでしたー。あとね、祐一郎でいいなって思うところは、こんなに大きくても、おっさんのやらしさがないところだわー。コスチューム劇なのに、むしろ伯爵様は石けんの香りのイメージ・・・お風呂好きかしら・・・あれ。私だけかなぁ

清潔感って大事。まぁ東宝の舞台でお見かけする俳優さんたちは、みなさま清潔感たっぷりの素敵な方ばかりですけれど、何百年と血を吸って生きてる男としたら、ありえないほどの無臭イメージなの。
人間くさい色気を超えて、高みにいらっしゃると思うのだわ。(言いすぎかもしれんが、とりあえずセクシー声で誘うのに、下品さが全くないってことですっ)

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